福祉の職場を働きやすくする秘策

福祉の仕事で給料が安い中でも少しでも自分の給料をあげるための工夫は?

篠原です。

福祉や介護の仕事をする際、必ず出てくる問題が、高い労力の割に給料が安いという問題ですね。

fukushiくん
fukushiくん
男性なので家族は養えない。結婚は無理。

こんな声もたくさん聞かれます。確かに高い労力やストレスの割に給料が安いという問題があります。

篠原
篠原
しかし、その中でも私たちができる工夫はあります。

同じ障害福祉サービスの報酬でも職員の処遇をあげたいと頑張っている法人もあります。

例えば

  • 職員を大事にしてくれる法人を見極めて転職するのも手ですね。
  • 話を聞いて改善してくれる法人なら、職員自身が少しでも処遇をあげる仕組みを理解し、法人に訴えることで改善が効きます。

法人としても良い職員に残って欲しいので大概の施設はなんとかしたいと思っているでしょう。

篠原
篠原
そこで私たち現場の職員が給料が安い中でも、少しでも待遇を挙げられる私なりの工夫をお伝えします。

それには二つの工夫があります。

①今すぐにでも給料に直結すれであろう工夫

②今すぐに増えるわけではないが知っておくと良い知識

次の章で解説したいと思います。

①今すぐにでも出来る給料が安い中でも、少しでも給料を改善する工夫は?

篠原
篠原
給料が他の仕事と比べて安い中でも少しでも給料を改善するにはどうしたら良いでしょうか?

 

処遇改善加算や特定加算を取得していて、しっかり職員に振り分けられているか?

特定加算や処遇改善加算や特定処遇改善加算を取得出来ているということか?で報酬の◯パーセントアップします。

処遇改善加算や特定処遇改善加算についてはこちら。

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福祉・介護特定処遇改善加算は難しい?特定処遇改善加算をわかりやすく解説し自分たちの収入に繋げる。 篠原です。 2019年10月より福祉介護特定処遇改善加算導入(以下特定加算)されました。 ...

もし自分が所属している法人が加算を取得していなかったらこれは処遇をあげるチャンスなので法人に訴えて加算を取れる要素を整えて加算を取得すれば収入に繋がります。

加算を取得しているということは?

特定加算や処遇改善加算を取得出来るということは「労働環境」「キャリア」「育成」などしっかり行なってそれを職員に公表しているということになります。それなりに働きやすい環境にはなっているということです。

fukushiさん
fukushiさん
どうやってその法人が加算を取得しているのか見るの?
法人の加算の状況を知るには?

現在就職している法人や転職しようとしている施設がどの程度の加算を取得しているか、県のHPなどで確認することができます。

加算が給料にしっかり反映されているか確認

とは言え加算の職員への反映の仕方は各法人に任されています。どのように加算が職員に振り分けられているか?その法人毎にも寄ります。ですから一度振り分け方などを確認し、理不尽な処遇改善加算の振り分け方などされていないか確認する必要がありますね。

就職や転職している施設が加算状況を知るには?

県のHPなどで「障害者施設」「体制状況」などの検索で見ることができます。

例)埼玉県の場合こちら

埼玉県ホームページ→障害者福祉施設向け情報→体制状況一覧

篠原
篠原
他の加算などもわかるので転職先などの参考にしても良いでしょう。もし加算を受けられていないのであれば法人に訴えて処遇をあげるチャンスとなります

 

手当などを給料規定で確認する

すでに法人に就職している職員ならば、「給料規定」を確認出来る立場にあります。しかし中身をしっかり把握している方はどれくらいいるでしょうか?

fukushiくん
fukushiくん
確かにあまり気にしていない

「給料が低い」「ボーナスが◯ヶ月分」というのはわかりますが、実際に詳細がわからないことの方が多いのではないでしょうか?
中身をみてみると意外となんだこれ?というものがあります。

☑︎処遇改善加算がどのように職員に使われているのか?
例)処遇改善加算の払い方は法人に任されています。

☑︎ボーナスの内訳。
例)(基本給 + 役職手当)。役職でつく役職とつかない役職がある

☑︎残業代がしっかり払われているか。
例)未払い残業がある。法定休日に出勤しているのに1.35倍されていない。

 

篠原
篠原
仕組みを理解し、管理者などに訴えると変えてくれることもあります。まずは給料規定などを確認してみましょう。

福祉の事業所ではよくサービス残業(未払い残業)がありますが、サービス残業は重大な違反です。これを改善するだけでもかなり違います。

②今すぐには増えないが知っておくと良い待遇をあげるための知識

待遇をあげるというのは、なかなかすぐには出来ないことですが、これを知っておくとあとあと便利な知識というものをお伝えします。

基本給表の上がり具合を確認する

ボーナスというのな◯ヶ月分とわかりやすいですが、案外基本給(表)というのは確認しないものではないでしょうか?何年でくらいがどう上がればどう変わるのか?

fukushiさん
fukushiさん
確かに自分の基本給の額やルールって知らない。
篠原
篠原
ボーナスの◯ヶ月分というのもとも基本給なので基本給を知ることがとても大事です。

社会福祉法人などは基本給の下記のような給料アップの表があります。

入ったばかりは少なくても、経験年数や役職により上がれば嬉しいものです。しかしこの給料表もどのように上るかも多くの人がわからないのではないでしょうか?

篠原
篠原
私の法人でも基本給の表が見直され、長く勤めている人に良い待遇になりました。それまではどこかの施設からもらったものをそのまま使っていました。

 

基本給というのはボーナス、残業代など全てに響いていきます。基本給が1万上がり、ボーナスが5ヶ月分なら年間5万円も変わってきます。

法人の決算書を確認し、その法人が「安定しているのか」を見る方法

現在社会福祉法人では決算書の公開が義務付けられています。決算書を見ることによりその法人が「安定しているのか」がわかります。

fukushiくん
fukushiくん
決算書って数字だらけで読めないよ
篠原
篠原
ここでは見るポイントだけ載せます。

 

法人が安定しているかどうかを知りたい

法人がの事業が安定しているかということは潰れにくいということもありますが、安定していればそれだけ職員の待遇や労働環境も良くしようと訴えることも出来ます。
それには自己資本比率という数字を見ます。

◻︎決算書の貸借対照表の「総資本」と「自己資本」を見る

◻︎自己資本÷総資本×100(%)

◻︎50%以上ならその法人は安定している

給料が安く結婚出来ないと思っている人へ

福祉の仕事をしていてこんな声を聞くことがあります。

fukushiくん
fukushiくん
男性なので家族は養えない。結婚は無理。

確かに結婚や生活をしていると収入の低さで「もうちょっと給料が高ければ良いのに」と思うことも多いです。とはいえ生活出来ないわけではありません。工夫次第でなんとでもなるものです。

年収ベースに直すと?

国税庁の平成30年分民間給与実態調子に寄ると医療や福祉は一番下かと思いきや14業種中10位で398万でした。全産業平均給料が441万となっています。

篠原
篠原
この数字をどう見るかですが。。
  • この数字は全ての産業年代も一緒の平均です。
  • 当然年代が上がれば教育費などそれだけ支出がかさむのでこの給料で生活ができるというわけではないです。
  • 高い労力や責任の割にはやはり低いです。
  • 今後も処遇改善や報酬アップが必要なのは明白ですが、処遇改善加算などで「少しずつ」は改善されてきたのは確かです。
篠原
篠原
年収低すぎて「超絶望!結婚無理!」という訳ではなさそうですね。もちろん高くはないし、やりくりの工夫が必要なのは確かです。

引用  :国税庁平成30年分民間給与実態調査

業種別の平均給料

共働きで世帯年収で見る

共働きも考慮し世帯年収にし、家計も工夫すれば「結婚しても生活出来ない」というわけではなさそうです。もちろん「工夫」が必要なのは確かですが。。。

生計で大事なことは「支出管理」。今ではスマホで簡単にできる。

年収が1000万あっても支出が1200万ならば赤字になります。生計で大事なことは支出ですね。特に次の「大きな項目」だけでも見直し工夫するとなんとかやりくりできるものです。

篠原
篠原
生計で大事なことは支出管理ですね
fukushiさん
fukushiさん
それって贅沢はするなっとことですね。我慢が大事っとことですよね。
篠原
篠原
無理をするというよりも不必要な無駄を省くという感じですね。そのためにまず必要なことは「支出を把握する」ということです

コストのかかる大きい項目を見直す

家計簿を付けてみるとわかるのですが節約すべきは支出の大きな項目ですね。

  • 家→賃貸か、安い中古マンションなど検討
  • 車→本当に必要か検討。駅近の家や職場を選択する。必要時はタクシー、レンタカーやシェアカーなどを検討。
  • 保険→ファイナンシャルプランナーなどに家計や保険を見てもらい支出を抑える
  • 結婚式→ミニ結婚式などを検討。披露宴ではなくパーティなどにする。
車の維持費をタクシー代に計算すると

例えば車の維持費は軽自動車でも年間約40万と言われています。

1ヶ月に直すと 40万÷12ヶ月=3万/1ヶ月

1ヶ月で3万をもしタクシー代やシャアカー代を使うとなると結構乗れると思えませんか?これに本体のお金は含まれていません。

家計に関していえば「ファイナンシャルプランナー」などに相談したり

まとめ 処遇が悪いからこそ、処遇のことを学んで法人に訴えよう

福祉の仕事をしていると「福祉は金ではない」と言われて「労力を摂取」する法人があります。そういう法人は淘汰されるでしょう。

本当に利用者のことを思うなら、報酬が安い中でもしっかり職員のために待遇や環境を創意工夫する法人が生き残るでしょう。

篠原
篠原
そのためにも自分達も待遇や労働環境のことを学び、法人と一緒に考えることが大事ですね。法人任せにしないということが大事ですね。
fukushiくん
fukushiくん
自分達も学ぶことで出来ることがあるということですね。