篠原です。
介護や福祉の転職で入ってみて失敗した!と言うことがあります。
転職の際はしっかりとリサーチすることをお勧めします。
しかし、どうしたって入ってみないとわからない部分もあるし、異業種からの転職だったり、新人の時には右も左もわかりませんから、この施設や法人がどうか?なんてわかりません。
とはいえ、転職した施設をすぐに見切って良いのかその判断ポイントに悩みます。
そこでこの記事では新しい施設に転職し「この施設や法人なんかまずい?見切って転職した方が良いか?」その辞めた方が良いかの違和感のチェックポイントを考えました。
この法人や施設すぐに辞めた方が良いのか?現役福祉職員がチェックポイントをお伝えします。
Contents
この職場辞めるべき?新人が判断すべき6つの退職判断ポイント

チェックポイントを氷山の図にしてみました。
見えている部分=問題や違和感
見えない部分=その大元の原因
あらゆる問題の大元を辿れば、法人や施設の「マネージメントの問題」にたどり着くと思います。
マネージメントと言うと難しく感じますが、「利用者を言葉だけでなく本当に大事にすること」で、そのためには「利用者に関わる職員を大事にすること」で、「職員を大事にするとは職員の働く環境・待遇・教育をしっかり考えること」です。
- 職員や利用者の表情・人間関係
- 中間管理職や管理職の人間性や在り方
- 待遇(=加算)がしっかりしているか
- 労働環境や労働条件、リスク管理をしっかり考えている
- 教育や研修のシステム
- 張り紙などの掲示板
1、職員や利用者の表情・人間関係
もっとも職場のマネージメントがうまくいってなくて出るのが職員の人間関係・職員の表情・利用者の表情です。
会社に嫌な同僚や上司がいるだけで、その気持ちは伝染すると言うデータです。プライベートにまで伝染すると言うデータですから、職場の雰囲気といのにも影響しますね。
ここの職場人間関係悪いぞ?とか顔つき悪いぞ?とか思って原因を辿ってみたら、中間管理職が悪かったり、嫌な職員の身勝手なことを放置したりしています。
その中間管理職を指名や教育したのは上層部ですから上層部のマネージメントに辿り着きます。
マネージメントが悪い施設はどんどんモチベーションが高い職員が見切ります。経歴が長い職員や口達者なだけの人が中間管理に着き、グダグダになると言う構造だと思います。
2、中間管理職や管理職の人間性や在り方
チェックポイント2つ目は中間管理や管理職の人間性や在り方です。❶でもあげたように中間管理職にヤバイ人を置いてしまうと大変になってしまいます。
- 経験が長いだけで口達者なだけの人
- 勉強しないで自分の常識だけで仕事してしまう人
- 部下に労働基準法を守らせない。守らない。
- マウントを取りたいだけの承認欲求の塊
- パワハラ上司 etc
そもそもその中間管理職を指名した上層部や管理職の判断でもあるし、その中間管理職の教育も上層部や管理職の判断でもあります。
3、待遇(=加算)がしっかりしているか
3つ目は待遇がしっかりしているか?です。
利用者にとったら福祉や介護サービスは生活なので、電気や水道ガスといったインフラと同じなんですね。
インフラ=安定的に供給する必要がある
やりがい摂取は職員のモチベーションや気持ちに頼っている状況なので供給が安定しません。
それならば職員の気持ちに左右されることなく、無理ない範囲で安定的に同じサービスが供給されるシステムを組んだ方が利用者のためになります。
そのためにも利用者と直接関わる職員の待遇を考えることが何より利用者のためになります。では待遇はどこを見れば良いでしょうか?
待遇=加算をしっかり取得できているか?
「処遇加算」「特定処遇加算」「特定加算」などの加算をしっかり取得しているか?を見れば職員の待遇がしっかりしているかがわかります。
それだけでなく加算を取得できる=職員の働く環境や教育、利用者対応への情報収集や書類整備をしっかり行なっているか?などの条件を見たいしてるということです。
4、労働環境や労働条件、リスク管理をしっかり考えている
法人や施設が職員の働く環境や労働条件、リスク管理をしっかり考えているか?ということがチェックポイントです。
- 有給は取れているか?
- サービス残業はないか?
- 残業が多すぎないか?
- 公休が取れているか?
- 休憩が取れているか?
- 夜勤明けで運転業務させる
- 座位が取れない利用者を一人で移乗介助(お姫様抱っこ)しなくてはいけない
- 安全運転の対策が取れていない
- 緊急時の対策がない
- 防災対策がない etc
5、職員の教育や研修のシステムがしっかりしているか?
職員を教育し、育てる研修システムがしっかりしているか?ということはとてもポイントです。
虐待研修や人権を高める研修は実地指導の「自主点検表」の中でも行うように義務付けられています。
- 虐待研修
- 人権を高める研修
- ケース会議
- 病気や障害の専門的な対応の研修 etc
6、張り紙などの掲示板
理念や行動指針や虐待や人権を高める張り紙を貼ることも実地指導の「自主点検表」の中でも行うように義務付けられています。
もちろん張り紙にどれだけ意味があるかわかりませんが、職員教育の一貫として大切なことなのでしょう。
まとめ しっかり自分と法人をリサーチしよう。転職すべき施設の6つのチェックポイント

今回の記事のポイントがわかれば、どんな施設に務めた方が良いかわかると思います。そのまま転職すべきポイントに使えると思います。

- 職員や利用者の表情・人間関係が良い
- 中間管理職や管理職の人間性や在り方が良い
- 待遇(=加算)がしっかりしているか
- 労働環境や労働条件、リスク管理をしっかり考えている
- 教育や研修のシステムしっかり考えている
- 張り紙などの掲示板がしっかりしている
転職に対してはこの記事が役に立ちます。
