介護職や福祉職の転職の際、ハローワークや福祉人材センターの「福祉のお仕事」などの公共の転職サイトと民間が運営している転職サイトどちらが良いか?と言う比較です。
それぞれにはそれぞれの良い特徴があります。それをわかった上で「使いわけ」が必要ですね。
それには介護や福祉の現場の職員の状況を解説すれば「なぜどっちも使いようなのか?」がわかります。
- 公共の転職サイトと民間の転職サイトの特徴を比較します。
- なぜ使いようなのか、福祉や介護の現場に即して解説します。
なお福祉人材センターが運営する「福祉のお仕事」があまりわからないと言う方は下記の記事が参考になります。

また「ハローワークを活用して自分に合う職場を探す方法」も下記記事に書いてあるので参考にしてください。

Contents
介護や福祉の転職でハローワークと転職サイトどっちがいいの?


公共の転職サイトと民間の転職サイトの特徴を比較

公共 | 民間 | |
求人数 | 多い | 公共に比べると少ない |
情報量 | 少ない | 多い |
信頼 | ○ | △ |
予算 | 無料 | 高額 |
これには介護施設や福祉施設の事情が絡んでいます。
事情1、民間サイトを使える法人は限られている。
介護施設や福祉施設は予算が限られていて、特に中小企業は広告費がたくさん使えるほど余裕がある法人は少ないです。
新卒に人気のマイナビなどの民間の転職サイトは○十万単位になり、年間にすると数百万の予算がかかります。パートさん一人が雇えてしまうぐらいかかります。
つまり、そんなに大きな法人ではないところは、無料である公共のハローワークや福祉人材センターをまずは活用します。
大きな法人で仕事が続かず、小さな法人に行く転職者はたくさんいます。ハローワークや福祉人材センターに載っている求人の中にも自分に合う職場はありますね。
事情2、広告に強い管理者がいるとは限らない
一般の会社であれば人事を専門に行なっている部署があります。しかし介護や福祉施設は時に管理者も現場に入るほど人手不足なところも多いです。
大きな予算を投資し、その費用対効果が見合うだけの人材が募集できるとは限らない民間の広告よりは、無料でもそれなりに人がある程度集まる公共のハローワークや福祉人材センターを活用します。
事情3、有料の地域広告を活用しても反応がないことも多い
少し予算に余裕があり「有料の地域広告」でも試してみようとしたが、いざ活用しても全く反応がないことがあります。
少し広告を勉強した方なら「反応率」などを計測して有料な広告を探していくのですが、その前に諦めてしまいます。
事情4、多忙の中で営業されるとイライラする
介護や福祉は多忙な毎日です。そんな中ファックスなどに営業のDMが来ると、それだけでイライラします。電話を取る時間が無駄になると言うか。
あれもこれも忙しい毎日で腰をすえて民間のサイトを検証している時間が現場にはありません。
ハローワークなど公共転職サイトのメリットデメリット

ではハローワークや福祉人材センターのメリットデメリットを見ていきます。
- 多くの法人がまずは活用するので求人数が多い
- 公共なので安心感はある
- 情報量が少なくその法人や施設の実情がわかりにくい
- 書いてある情報と実際の実情が違う場合がある
ハローワークや福祉人材センターのメリット
上に書いた介護や福祉施設の4つの事情より、多くの法人では、まずは「ハローワーク」や「福祉人材センター」を活用します。それゆえ求人数は多いです。また利用する求職者も公共の安心感はありますね。
ハローワークや福祉人材センターのデメリット
ハローワークの求人票を見たことがある人なら感じることですが、
と言うことですね。A4一枚での求人票で内容を知るには限界がいあります。
プラス更新も簡単にできますので、求人票に書いてある内容と実際に採用された後のことが違うことがあります。確認などが必要ですね。
ハローワークのデメリットを克服する術はこの記事にまとめてあります。

民間の転職サイトメリットデメリット

- どこの法人もしっかり情報が書いてある
- 求職者への情報提供がすごい
- 予算に余裕のある法人が活用している
- 民間なので採用させることに「費用」が発生していることで「焦り」によりミスマッチ。
民間の転職サイトのメリット
ハローワークになりしっかりとその法人や施設の魅力をお伝えしてくれます。
テレビショッピングではその商品の魅力をしっかり伝えてくれるので欲しくなります。同じ商品がディスカウントストアーに並んでいてもなかなかその商品が欲しいとはなりません。
一度登録しておけばスマホのLINEなどを活用し、多くの情報が届けられます。エージェント登録しておけばあなたに合う職場をヒヤリングし、紹介してくれます。
民間のサイトのデメリット
予算に余裕のある法人や広告を活用できる法人が民間サイトを活用しています。
民間は採用にお金が発生しているため採用させてなんぼのところがあります。もちろんミスマッチですぐに退職しては、法人、転職者、サイトの運営者も不幸になります。
とはいえ「焦る気持ち」がミスマッチを生まないとも限りません。そこは求職者が気をつけないといけませんね。
まとめ 「自己分析」と「体験」をし、しっかり自分にあう職場を見極めましょう

公共の転職サイトを活用しようが、民間の転職サイトを活用しようが、このサイトでは下記を進めています。
- 自己分析して自分がどうなりたいかある程度考える
- それを実際に体験し「ある程度の見込み」を作る
自分が何をしたいか考えないと求人情報を見てもわからないし、机上の空論で考えてもわからないので実際にボランティアや施設見学などの体験をし、煮詰めて行くことが大事です。
ぜひしっかりとした自分に合う職場を見つけたいと言う方はこちらの記事を参考ください。
