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福祉や介護の中小の事業所が予算をかけずに人材募集するには?

多くの介護や福祉の事業所で悩んでいること、それが

人手不足だが、人材を獲得出来ない

こちらは介護労働安定センターが毎年出している実態調査で人手不足の原因を表すデータです。それを記事にまとめました。

介護福祉の人手不足問題。データと現場の実体験から実態を調査し、人手不足を防ぐには?篠原です。 令和2年度介護労働安定センターの調査が出ました。 特に今回はその中でも介護や福祉で深刻な 人手不足...
篠原
篠原
人手不足なら、まずは求人広告に力をいれるのですが、小さい法人は求人広告に予算がかけらません。
fukushiくん
fukushiくん
大きな法人であればマイナビなどの広告費に予算をかけられますもんね。
篠原
篠原
また人事の専門の方もいないので、管理者が兼務しながら行っているので手間も時間もかけられないでしょう

 

そこで以前にこんな記事を書きました!下記の記事は有料の広告等は使わずに、人材募集をした結果です。

【検証してみる】中小の福祉事業所が良い人材を獲得するには? その際課題がたくさんあるのですが、今までの管理職がやってこなかったことをやってみたいと思うことがたくさんあります。 これを...

あれから半年。

篠原
篠原
かなり結果としても出てきました!
こんな結果が出ました!
  • 実際に一ヶ月に一人でほどのペースで見学に来てくれる。
  • 採用も決まった。
  • ヘルパーも増えた

ハローワークや福祉人材センターの方に直に聞きに行った実体験の内容も含まれます!

この記事では?

以前に書いた下記の記事。

【検証してみる】中小の福祉事業所が良い人材を獲得するには? その際課題がたくさんあるのですが、今までの管理職がやってこなかったことをやってみたいと思うことがたくさんあります。 これを...

実際に行った結果を検証し、福祉や介護の中小の事業所が予算をかけずに人材募集するには?をお伝えします。

実際に行ったことやハローワーク等に聞きに行ったことで使えるものをお伝えします。

福祉や介護の中小の事業所が予算をかけずに人材募集するには?

「8つの種まき」の検証

篠原
篠原
中小企業は大量採用などは出来ないので、一人や二人を採用するしかありません。
fukushiくん
fukushiくん
最終的には人脈や紹介になるにしてもそれまでの種まきが大事とのことでしたね。

色々な種まきをすることで最終的に紹介になるにしても人が来てくれる。

そこで前回の記事では「人材募集8つの種まき」とのことでお伝えしました。

人材募集8つの種まき
  1. ハローワークの求人
  2. 福祉人材センターの求人
  3. ホームページ充実
  4. 福祉人材センターの(求職)イベント
  5. チラシ
  6. 広報
  7. 働く環境を整えブログ、ホームページ等でアピール
  8. 法人内人事
fukushiくん
fukushiくん
でもどこの施設も上のことはやっているのでは?
篠原
篠原
大事なのはひとつひとつの「質」ということがわかりました。

上の「8つの種まき」の主要となる部分を4つ検証していきます。

検証1、ハローワークや福祉人材センターの求人

fukushiくん
fukushiくん
福祉人材センターやハローワークの求人はどこも同じに見えますよね。
篠原
篠原
しかし、その中でも工夫の余地はあります。こちらは実際に福祉人材センターに聞きに行き結果を出た内容です。

 

同じ正規職員でも「職種」「正規・パート」ごとに変える

法人内で正規職員の場合等は「ホーム」なのか「相談員」なのか?「通所」なのか?まとめて、抽象的な表現で「介護職」とか「支援者」とかにしがち。

これだと、求職者が探してる「検索ワード」で表示されませし、求職者も意味がわかりません。同じ正規職員だとしても1つ1つの職業毎に求人票を変えます。

検索ワードを盛り込む

「相談員」「サービス提供責任者」「サービス管理責任者」・・etc欲しい「人材のワード」を求人票にしっかり入れていきます。できれば「タイトル」や次に読まれる所に入れます。

これにより求職者が求人票を検索しやすくなります。

求人票を福祉人材センターの方に添削してもらう

福祉人材センターの方に聞くとどんなこを載せた方が良いのか、教えてくれますので、窓口に聞きに行って求人票を添削してもらえば早いです。

福祉人材センターを活用することで、紹介してくれる

篠原
篠原
福祉人材センターを活用することで、人材を紹介してくれました。
fukushiくん
fukushiくん
求人票も見てもらえるし、色々活用した方が良いですね。 

検証2、ホームページ

募集は「磨く」ことと「アプローチ」

介護労働安定センターが出している実態調査によると

不足理由の8割強が「採用が困難である」

とのことでした。ではなぜ採用が困難か?というと

  1. 他の産業に比べて労働条件が良くないから(53.7%)
  2. 同業他社との人材獲得状況が激しい(53.1%)

介護や福祉は給料が安いという「待遇」や「有給が取れない」「休憩が取れない」等の「労働環境」がポイントなのでしょうね。

 

篠原
篠原
人材募集は恋愛に似てると思いました。

恋愛は「自分を磨いて」「相手にアプローチ」します。

どちらか一方でもダメで、両方が大事。

人材募集も「労働環境や労働条件を整え(自分磨き)、行ったことをホームページ等で発信していく(アプローチ)」

fukushiくん
fukushiくん
労働環境を整えれば離職者も減りますね。成果を発信していけば良いですね。

ホームページはリアルな情報を伝える

篠原
篠原
色々な求職者に聞いてきましたが現在は求職者は絶対にホームページ検索はしてます。
fukushiくん
fukushiくん
ホームページにはどんなことを載せれば良いのですか?

現在ホームページに必要な情報は

リアルな情報

ですね。嘘や良いことを書くことばかりではなく、良くない情報も載せる。

求職者の多くが結構隅々までブログ等を読んでくれてることがわかりました。

fukushiくん
fukushiくん
写真なんかもあると実情がわかります。

 

しかし、写真の活用は

利用者に同意を得る必要がある

はじめはすごい手間がかかりますが、やはり実情を知ってもらうには写真というのは大きな影響を与えます。

検証3、法人内人事で人材を入れ替える

篠原
篠原
多くの求職者と向き合ってわかったことがあります。

多くの求職者が

☑自分の適正をわかっていない

☑リサーチ不足

 

fukushiくん
fukushiくん
求職中の身からしたらわかってるつもりなんですが、実際に現場で必要かどうか?で判断するとわかっていないということですね。
篠原
篠原
はい、多くの方がそれに該当しました。
例えば求職者と関わって思ったこと。
  • この人はもっとこの部所でキャリアを積んだ方が良いのでは?
  • ちがう部所なら力を発揮できるのに。
  • 別の部所で経験と資格をとれば、相談系に向いてる

 

ということが多々感じました。そして福祉や介護の職種の特性もあるので

募集しやすい職種としにくい職種がある

例えば休日や働く時間で言えば?

多くの方が夜勤は嫌だし、土日祝お正月お盆は休みたいです。そうなると通所系は募集しやすく、居宅系やホームなどは募集しずらいくなります。

例えば資格で言えば?

居宅系や相談系は資格や経験年数が必要ですが、通所、ホームならば必ずしも必要ではありません。

fukushiくん
fukushiくん
未経験で資格がないならば居宅系よりも施設、ホーム、通所系が良いですね
篠原
篠原
そういう方の中でもコミュニケーションに長けているなら居宅系、相談系も必要とされる人材ですね。

なので、募集してない部所でも必要ならば、そちらに人材を行ってもらい、必要な人材に来てもらう方が募集も上手くいくと思いました。

検証4、広報やチラシは口コミや紹介のツール

fukushiくん
fukushiくん
スマホ・ネット時代に広報やチラシなんて意味あるのでしょうか?
篠原
篠原
広報やチラシは口コミや紹介を起こすツールだと思います!

広報は関係者が読んでくれてるし、チラシならば近い人が観てくれます。

広報やチラシの活用

関係者が口コミを発生させ、知り合い等を紹介してくれる。

篠原
篠原
とはいえ、あくまで、口コミを出すためには一回だけ載せてもダメです。何回も定期的に載せると良いでしょう。
fukushiくん
fukushiくん
何回も定期的にが広報やチラシのポイントですね。
篠原
篠原
一度型を作ってしまえば後は載せるだけなので。

まとめ 創意工夫の継続出来るかどうか?

篠原
篠原
結局、1つ求人広告を取っても、創意工夫の継続を出来るかどうか?ということがわかりました。
fukushiくん
fukushiくん
お金をかけずとも創意工夫の継続で人が採用出来ると。

予算がかけられるなら新卒マイナビ等に投資し、新卒を入れて育てるのが良いでしょうが。

とはいえ、大きな法人も人が集まっている施設というのは、かなら工夫もされてます。

以下に創意工夫を継続できるか?だと思いました。

人材募集のポイント

創意工夫の継続!