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介護職福祉職、結局どっちに転職したら良いの?両方経験している私が両職の特徴を勝手に比較。

篠原です。

転職や就職の際に迷うので結構多い悩みが「老人介護」か「障害福祉」かということかと思います。

fukushiくん
fukushiくん
実習の頃、両方とも実習に行かせてもらいました。
篠原
篠原
一度体験すれば自分の向き不向きがある程度わかりますね。

とはいえ福祉や介護と言っても本当に幅が広いです。

そこで今回の記事では、老人介護も障害福祉もそれなりに経験している私が勝手に両職の特徴を比較してみたいと思います。

この記事を読んでほしい人は

転職や就職を考えていて、福祉か老人介護か迷っている方の参考になれば!

ちなみに篠原の経歴をザックリ書くと?
老人介護

○特別養護老人ホーム、4年
○老人居宅介護ヘルパー兼サービス提供責任者、数ヶ月

障害福祉。( )は役職

○通所施設(主任)7年
○居宅事業所(サ責、管理者)5年

ちょっと老人介護は古い情報になりますが。この項目で私なりに解説したいと思います!

あくまで私の経験や学んだことの意見ですのであしからず。下記の項目で比較してみました。

下記の7つの項目を比較
  1. 利用者の特徴
  2. 資格
  3. 仕事内容
  4. コミュニケーション
  5. 人間関係
  6. 給料
  7. やりがい

介護職福祉職、両方経験している私が両職の特徴を7項目に分けて勝手に比較。

篠原
篠原
結局は自分に合う方ですがある程度特徴を知らないとわからないと思うので7項目を勝手に比較してみましょう。
  1. 利用者の特徴
  2. 資格
  3. 仕事内容
  4. コミュニケーション
  5. 人間関係
  6. 給料
  7. やりがい

 

1、利用者の特徴

老人介護

高齢の方で中には認知症等を患っている方も多いです。中には精神疾患?と思われる方もいて対応が難しいケースもありますが、多くはお年寄りです。

篠原
篠原
おじいちゃん、おばあちゃんが好きな方はオススメですね。 ありがとうも言われやすいですね。
求められる知識や技術
  • おむつ交換、移乗等の介護技術。
  • 年齢からくる疾患への知識。
  • 認知症の知識や対応等
  • 急変等の対応

 

障害福祉

障害福祉に至っては年代は赤ちゃんからお年寄りまで幅広いです。障害も様々なものがあります。ご家族の想いもあります。一概にこうと言い切れません。とにかく幅広し。

篠原
篠原
人の為に立ちたいという思いがある方にはオススメですね。 ただし喜んでくれて嬉しいという反応は期待しないほうが良いでしょう。
求められる知識や技術
  • 障害に関する知識や対応
  • 心情理解
  • 服用している薬の知識
  • 利用者の特徴

 

2、資格

老人介護だから介護福祉士、障害福祉だから社会福祉士が必要との誤解がありますが、そんなことなく「どんな形態」で勤めるかで必要な資格が変わってきます。

老人介護

○居宅系で働く場合は介護福祉士(or初任者研修or実務者研修)がないと仕事に入れないということがあります。

施設系は入るのには特に資格は必要ないけど、入ったら取得すれば資格手当がついたりするところが多いです。

○ケアマネをするならケアマネの資格が必要です。

障害福祉

職種によりそれ専門の資格が必要な場合があります。

○居宅系=介護福祉士(初任者研修・実務者研修)がないと仕事が出来ない現場もあります。

○精神系の施設等=精神保健福祉士がないと就職できないという所もあります。

○知的障害の施設=介護福祉士や社会福祉士がなくても就職はできるところが多いです。あれば資格手当が付くので入ってから取得しても良いでしょう。

○相談支援専門員は相談支援初任者研修が必要。

○相談系仕事=社会福祉士や精神保健福祉士等の資格がないとできないということがあります。

3、仕事内容

老人介護

主に高齢者の対応なので特に「介助業務」が多いです。ですがコミュニケーションもとても大事ですね。利用者が安心安全楽しく生活できるのにコミュニケーションが欠かせません。

障害福祉

障害福祉は仕事内容によりますが主体は「コミニュケーション」。本人理解というのが大事でとても奥が深いです。

篠原
篠原
人や障害により特徴もバラバラです。

4、コミュニケーション

老人介護

受容し、共感できる優しさが求められますね。

障害福祉

これは障害によりとても違う。気持ちを受容し、共感できる優しさがベースですが、時に厳しいことも言う必要があるときがあります。

5、人間関係

介護にしても福祉にしても人間関係は、結局はその法人や施設の「マネージメント」に由来すると思います。マネージメントに関しては下記を参照下さい。

働くのにオススメの福祉施設(事業所)とオススメしない福祉施設の特徴とは? 福祉職員として勤めるなら、利用者や職員ともに居心地がよく、笑顔や活気に溢れた施設や事業所で働きたいと誰もが思うでしょう。 ...

 

老人介護

篠原主観ですが色々な年代や価値観の方が働いている印象です。障害よりも色々な年代や価値観の方が働いているのでそのすり合わせに労力が必要な感じです。

障害福祉

難しい方もいますが、もともとその障害や施設に共感してくれる人が来ているので価値観は似ている人が多いかもしれません。

6、給料

どちらも処遇改善加算が付きますので老人介護や障害福祉というよりはどの法人で働いているか?ということですね。

普通の生活も厳しい!?給料が極端に少ない福祉施設の見分け方 篠原です。 興味深いツイートがありました。 介護職ってこんなに社会から必要とされているのに 手取り20万円行かない...

7、やりがい

老人介護

ありがとうを言われることも多いので利用者が笑顔で安心で楽しく生活できることがやりがいかと。

障害福祉

障害やその人個人により問題も様々です。なのでその人個人の「問題」を一緒に少しでも良くして行こうとする所がやりがいかもしれません。

 

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篠原
篠原
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まとめ 最終的には試行錯誤し継続できるかできないか?

篠原
篠原
私も色々試行錯誤や失敗してきました。

高齢者の介護施設から知的障害の施設に転職して仕事した時は、こちらの方が面白いと肌で感じました。

しかし、もともと心理カウンセラーになりたいと思い目指していました。なので「精神障害の施設」だろうと勝手に思い込み実際に見学に行きましたが。。。。

それまで知的障害の通所施設で経験していた自分にとって、実際に精神の施設を肌で感じた実感は。。。

自分には合わない

と、感じました。性格的にも自分には合わず続けられないと思ってしまいました。

篠原
篠原
自分自身のことが一番わからないですね。ですから色々体験して実感しないとわからないことも多かったです。

ぜひ参考にたくさん行動して実感してみてください。