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現場で11年揉まれた福祉職員が思う福祉の仕事に向いていない人の3つの特徴

篠原
篠原
今回のテーマは私が思う福祉の仕事に向いてない人です。

どの仕事にも向き不向きがあります。

はっきりいって自分も福祉の仕事にむいているか?と言われたら自信はありませんが「こういう人は向いてないなー」と思う人がいます。

向いてない人が役職についたり、無意識に振舞っている行動で

  • 職員や関わる人の余計なトラブルが増える
  • 利用者の問題行動に繋がる

ことがあります。

福祉の仕事に向いている要素というのはたくさんあるでしょうが、向いていない要素でしたらある程度ポイントは絞れるかと思います。

福祉や介護は技術職ですから、タクシーの運転手などと同じです。運転が嫌いな人が「人に勧められた」とか「儲かるからとか」でタクシー運転手になってしまったようなことでしょう。

篠原
篠原
もちろん「私が思う」ですので正解ではありませんが

介護歴4年、福祉歴12年、心理カウンセラーの資格をもつ私が思う「福祉の仕事に向いてない人の3つの特徴」をあげます。

 

現場で11年揉まれた福祉職員が思う福祉の仕事に不向きな3つの特徴

篠原
篠原
私が思う福祉の仕事に向いていない人の3つの特徴は下記です。
  1. 共感性にかける
  2. 伝え方がキツイ
  3. 協調性にかける

特徴1、共感性にかける

篠原
篠原
共感性は利用者対応もそうですが、人としてどうか?というところですね。
共感性にかける例?
  • 利用者対応に共感性がない
  • 職員や利用者の悪口をやたらめったら言う
  • 新人職員にきつくあたる
  • 職員のミスや大変なことを嘲り笑う
fukushiくん
fukushiくん
現場にいますね。
篠原
篠原
次の章で説明しますがその人のメンタルや性格がかなり影響しています。

何かしらのメンタルの問題や人間性→「共感性」に出ている

特徴2、伝え方がキツイ

篠原
篠原
福祉や介護業界でとても大事になっているのが「伝え方」ですね。

同じ内容を伝えているのに「伝え方」1つで利用者や職員の反応が変わってきます。

伝え方がキツイ例
  • 怒鳴った伝え方
  • 命令口調
  • 「しなければならない(must not)」などが口癖
  • 禁止事項「○はダメ!」
篠原
篠原
伝え方にもメンタルが左右しています。伝え方に人間性が出ています。

何かしらのメンタルの問題や人間性→「伝え方」に出ている

特徴3、協調性にかける

福祉や介護はチームプレイです。たとえ在宅で一人で利用者に入っていても、そこには違う支援者も入るし、相談員もいます。

篠原
篠原
大きな意味で「協調性」と表現しました。

よは人とのコミュニケーションで、上手く会話できるかどうか?ではなく、相手を思いやって行動できるか?ということですね。

協調性が取れない例?
  • 報連相できない
  • 自分独自の意見や価値観を一方的に押し付ける
  • 公の場で自分の意見を言わないで影で文句言う
fukushiくん
fukushiくん
こう言う人いますね。周囲もとても迷惑しています。

極端に不向きな人の原因は?答え「メンタル」

篠原
篠原
福祉や介護の仕事は共感性・伝え方・協調性があってこそですが、これにかける人が抱える問題にメンタルの問題があります。

メンタルの問題の具体的な項目は下記です。

  1. 自己肯定感が低い
  2. 認知が歪んでいる
  3. ストレス対策ができてない

1、自己肯定感が低い

自己肯定感が低く劣等感が高いと相手に共感的になれずに伝え方もきつくなり、考え方を一方的に押し付けがちです。

fukushiくん
fukushiくん
自己肯定感とは何でしょうか?
篠原
篠原
自分は自分であって良いと言う感覚ですね。逆に言うと自己肯定感が低い人は「自己否定」しがちです。

自己否定が激しいと、相手のミスや問題と思われる要素も認められないし、伝え方もきつくなってしまいます。

fukushiくん
fukushiくん
なぜ自己否定が激しい人や自己肯定感が低い性格になってしまうの?

 

もともと不安傾向(神経症的傾向と言います)な性格だったり、HSP傾向だったりの性格もあるのですが、周囲に人格を否定されるような環境で育ったりし、周囲と比べて自己否定するような癖が身についてしまったりもあるのでしょう。

篠原
篠原
まずは自己否定する癖を止めて、自分は自分という自己受容することで自己肯定感が育まれていきます。

下記の記事で詳しく解説しています。

人間関係で悩んでいるのならまずはメンタルを鍛えよう。自信がない人が人間関係に振り回されにくくなる究極の極意 現役福祉職兼心理カウンセラーの資格を持つ篠原(@masayukishino8)です。 介護や福祉の職場で大変なのが人間関係...

 

2、認知が歪んでいる

同じ出来事が起きているのに、私たちは全員受け止め方や感じ方が違います。

篠原
篠原
これはそれぞれ認知の仕方が違うからです。

例えば同じように上司に怒られた二人がいたとしましょう。

例えば上司に同じように怒られたら?
fukushiさん
fukushiさん
もうだめだ。上司に嫌われた。この職場ではやっていけない。
fukushiくん
fukushiくん
また上司がピリピリしているな。言いたいだけじゃん。ほっとこう。

二人とも同じ出来事なのに全く受け止め方が違います。

どちらが良い悪いは別として、ストレス度合いで比べたら「hukushiさん」の方がストレスが大きそうです。

これは全員「認知のフィルター」が違うからです。心理学では「フレーム」と言いますね。メガネの「フレーム」と同じです。

私たちはそれぞれ違う色の色眼鏡をかけて出来事を処理しています。

篠原
篠原
この認知の処理が歪んでいると極端な受け止め方感じ方、考え方をしてしまいがちです。

これは認知行動療法と言って、鬱や統合失調症でも高いエビデンス(根拠)を得ています。精神科でも保険適用されています。

自分でもある程度簡単に出来ます。こちらの記事で紹介しています。

 

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3、ストレス対策ができてない

3つ目がストレス対策が出来ていないということです。その職場での立場でかかるストレスでおかしくなっていることがあります。

fukushiくん
fukushiくん
職場内ではキツイ人も、職場外で会うと優しかったりする人がいる。

ストレスを抱えやすい抱えにくいはありますが、ストレス発散方法がないなどがあります。

fukushiさん
fukushiさん
嫌なことがあるとつい暴飲暴食に走ってしまいます。

そうなるといずれ心身も壊れてしまいますし、余計ストレスがかかってしまいます。喉の渇きを癒すために、塩水を飲んでいるようなものです。

篠原
篠原
介護や福祉の仕事は高ストレスなので、ストレスに対抗する手段を持つことはとても大事ですね。

特にヨガ(ストレッチ)や散歩などがおすすめです。

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まとめ、老若男女色々な性格の人がいた方がいいが。。。

介護や福祉の現場ではチームアプローチですので老若男女色々な人がいた方が良いです。

若い人は若い人なりの対応で、年配の人は年配の人なりの対応で利用者に良い影響がある場面を数多く見てきました。

ある程度「共感性(人間性)・ 伝え方・協調性」があればこの仕事に必要な人材ですが、極端にかけた人が職場や役職につくことにより、職員がストレスを抱えて退職が多くなったり、利用者が意味不明に不穏になったりします。

家族ですと両親が不仲だと子供が謎の不調になったりします。同じようにチームや組織ですと新人の職員や利用者にその影響が出ることがあります。

人手不足で誰彼構わず職場に入ってしまいますから、とても大変です。

fukushiくん
fukushiくん
現場は大混乱になってしまいます。

最低限やはりこの職種に合う人に仕事をしてもらいたいですね。