介護や福祉の転職で「失敗してしまった!」ということがあります。
体験の段階で職場を見切って辞めたこともあります。
失敗が悪いというわけではなく、「失敗から何を学ぶか」が大事で次の転職に活かせれば良いと思います。
介護や福祉の就職の際は多くが人手不足なので、すぐに受かってしまう。
なので法人をしっかりと調べずに入れてしまうので「結構なトラブル」が起きてしまうのでしょうね。
この「結構なトラブル」がシャレにならない程キツい😱
すぐに受かってしまうからこそしっかりと「リサーチ」が必要ですね。
— 現役福祉施設職員 サ責 篠原 (@masayukishino8) August 12, 2020
介護や福祉の就職の際は多くが人手不足なので、すぐに受かってしまう。
なので法人をしっかりと調べずに入れてしまうので「結構なトラブル」が起きてしまうのでしょうね。
この「結構なトラブル」がシャレにならない程キツい😱
すぐに受かってしまうからこそしっかりと「リサーチ」が必要ですね。
失敗の共通点の答えはもう書いてありますが、
失敗の共通点=リサーチ不足
リサーチ不足で起こることが多いです。しかし、しっかりとリサーチして失敗することもありますが、リサーチしたならそれはフィードバックとして経験になります。
はい、それが今回のこの記事のポイントです。
- 失敗の多くは「リサーチ不足」。なぜリサーチが必要か?
- もちろんしっかりと「リーサチ」していても失敗することはあるが、その時はフィードバックになる。
- では何をリーサチすれば転職の際、次に活きるのか?この記事で解説する。
Contents
なぜ介護や福祉の転職の際リサーチが必要なのか?

介護や福祉の職場はどこも人手不足です。下手な転職活動をしない限りは大体が受かってしまいます。ここに落とし穴があるんです。
ですからリサーチなどしないで転職活動が出来てしまいます。しかし入ってからがとても大変になってしまいます。
あまりリサーチせずにブラックな職場に就職し、結構ひどい目にあってしまいます。
- ひどい人間関係でお局上司にパワハラされて体を壊してしまう
- 人間関係でうつ病を患ってしまう
- リスク管理などしない職場で腰痛になる。一生腰痛を抱える
- サービス残業が当たり前
- 安月給で働かされる
安易な職場選びが自分の心身を壊して一生引きずってしまうこともあります。ある程度ポイントをつけてリサーチすることで結構このようなことを防げます。
簡単に入れてしまうからこそ、しっかりリサーチしないと心身を壊すはめになることも。
介護や福祉の転職で失敗しないためのリサーチとは?

- 自分自身
- 仕事内容
- 待遇・給料
- 職場環境・リスク管理
- 教育・研修、風通しの良い職場か
- 人間関係
リサーチ1、自分自身
Aさんにとって良い条件だとしてもBさんにとったら良い条件ではなくなりますね。結局自分が何を望むかがとても大事です。
万人にとって良い条件というのはありませんからね。大きな会社なら大きな会社なりの苦労が、小さな会社なら小さな会社なりの苦労があります。
- 自分が何を得意とし、どんな環境や仕事なら力を発揮するかわからない
- 人生の中で自分が何を大事にしたら幸せかがわからない
- どんなキャリアや力をつけたいかがわかならい
- なんのためにこの仕事に付いているのかがわからない
- 入所施設で現在働いていて給料が良いが、結婚すると夜勤や休み関係での家庭との両立が難しい。私は家庭を大事にしたいから通所施設を選ぶ。
- 大きな法人の方が労働条件が良いが、自分の性格的にはアットホームな職場環境があっているので小さい法人にする
- ちょっと待遇が悪くても人間関係が良い施設で仕事したい
自分自身のリサーチの詳細は下記の記事をご覧ください。

リサーチ2、仕事内容
介護や福祉はどれも同じ仕事内容に見えますが、同じ会社でも「仕事内容」や「役職」で全く変わります。
- 通所
- 入所
- ケアーホーム
- 訪問(居宅)
- 地域包括支援センター
- 基幹相談センター etc
- 支援員(介護職員)
- サービス提供責任者・サービス管理責任者
- 相談員
- 管理者・主任(フロアリーダー)etc
- 知的
- 精神
- 身体(視覚・身体)etc
色々あるのでボランティアなどで体験することで自分に向き不向きを知り、自分の性質に合う職場や職種を選ぶことが良いですね。
私は老人ホームで4年間経験し、将来「経営」を学びたいと思い、少人数の訪問介護事業所でサ責として働き始めました。しかし高齢者の施設経験があるので訪問でも大丈夫かと思いきや、家事や掃除支援は全然出来ないしやっていてとにかく楽しくありませんでした。自分には合っていませんでした。半年で退職してしまいました。
その後しっかりと自分を分析すると自分は「人の心に携わる仕事が良い」と言うことがわかりました。
そこで障害者の通所施設に入職しました。5年後に障害の居宅介護(在宅)に移動になりサ責になりました。一度サ責を失敗しているだけに自信がなかったのですが、視覚障害の利用者や知的障害の利用者の外出の支援で自分の性質と合っていてとても楽しく、継続して仕事が出来ています。
同じサ責でも仕事内容の違いで向き不向きがあると言うことがわかりました。
サービス提供責任者についての記事は下記を参照ください。

リサーチ3、待遇・給料
給料や待遇については求人票などで「月給」や「ボーナス」が確認できます。夜勤手当などの手当なども待遇がわかります。
現在は「処遇改善加算」や「特定処遇改善加算」など「加算」がかなり待遇を左右します。
処遇改善加算や特定処遇改善加算が「幾つの加算を取得できているか?」や「職員にどう配分されているのか?」で変わります。
特に処遇改善加算や特定処遇改善加算をどう分配するか?はその法人毎の判断で決められてます。
取得状況はワムネットや県のホームページなどで調べられます。
処遇改善加算については下記の記事を参照してください。

また分配方法などは見学や面接などで下記の質問を聞いても良いです。
- 処遇改善加算・特定処遇改善加算はどのように配分されていますか?
- 10年職場に勤めると年収どれくらいになりますか?
リサーチ4、職場環境やリスク管理
職場の働く環境が悪いとどうしてもストレスが溜まり長く続けられません。理事長や経営者管理者に当たる人が職員をどう考えているか?で変わります。
労働環境が良いかしっかりとリサーチしたが良いです。「有給が全然取れない」「子供の病気時に急に有給が取れない」「休憩が取れない」「夜勤明けで運転をさせられる」などがあります。
面接や見学などで下記の質問をリサーチして見ましょう。
- 固定給は取れているか?
- 有給の取得率は?急な子供の熱とか急な休みが取れるか?
- 休憩は取れているか?
- 残業はどれくらいか?サービス残業などないか?
- リスクや事故管理などどう考えていますか?例えば「夜勤明けなどの運転」「お姫様抱っこなど移乗介助がある」など。
リサーチ5、教育や研修や風通しの良い職場か?
職員の教育や研修はとても大事です。そこをおろそかにすると職員がストレスを貯めやすく、それが利用者の対応や人間関係などに響いてきます。
「虐待研修」「人権の研修」「ケース会議」「障害の専門的な研修」 etc
教育や研修などがしっかりしているか?で職員の利用者への対応も変わってきます。研修などがないと職員の自己流で利用者対応をしてしまうことが多いです。自己流は職員の価値観や能力に左右されるので曖昧だしあやふやです。
また、悩んだ時にしっかりとリーダーや管理者が話を聞いてくれるかの「風通しが良いかどうか?」と言うのもとても大事です。
管理者がトップダウンで部下や現場の意見や話も聞かずに「こうしろ!」と命令する施設や法人はどこかで軋轢が生まれ、職員がストレスを抱えやすいです。
そのストレスが人間関係や雑な利用者対応へと出てしまいます。
リサーチ6、人間関係
入ってみないとわからないのが人間関係ですよね。しかし人間関係はここを見るとある程度見るポイントがあります。
- 働く職員にストレスがかかるシステムか?
- 性格の良くない人が中間管理職などをしている?
上のリサーチの2〜5の状況でどこかが悪く、職員にストレスがかかっている状況です。人間関係はある程度新陳代謝しますが誰がなっても同じようなストレスがかかり、人間関係を悪くしてしまいます。
介護や福祉にいると必ず少数は「性格のきつい人」と言うのがいます。パーソナリティ障害と言う性格の偏りの癖があり「共感性がない」「承認欲求の塊」「感情のコントロールが効かない(怒鳴る)」「自分のやり方のこだわりが強い」「極端に自分主義」などです。
こう言う人が中間管理職などをしているととても大変です。そもそもその人を中間管理に任命したのが法人や上司ですから、似たような価値観を持っている会社と言うことになります。パワハラが普通に行われてしまいます。
- 職員が良い表情で働いていない。利用者の表情も良くない。
- 中間管理職が性格のきつい人?
- リサーチ2〜5で極端に何か欠けているものはないか?と考える
まとめ 結局は人間関係。人間関係は家族と同じ。

家族で考えると同じです。家族でも両親(経営者・管理者)のどちらかが子供達に暴力や暴言など振るっていたら家族の雰囲気はめちゃくちゃですね。子供達の居場所がないし、すぐに独立したがるでしょう。
良い職員が入ったとしても法人のシステムが良くないと職員が「見切り」をつけます。すると残るのはお局職員などです。お局職員が気に入る職員しかいられなくなる状況があります。
結局仕事を長く続けられるのは、人間関係だが、その人間関係を大本を作っているのは法人の考え方やシステムによる。だからリサーチをしっかりしましょう。