2021年4月より居宅介護事業所のサービス提供責任者から管理者兼サービス提供責任者になりました。
先日こう言うツイートをしました。
今年度から管理者(兼サ責)になったのですが、まだ1ヶ月ですが、現場の職員だった頃に比べやらなければいけないことやそれに伴うストレスが倍ぐらいになった気がします。世の管理者さん達はこんな状態の中仕事しているのか?と尊敬する反面、ストレス対策をしっかりしないと潰れかねないと思いました
— 現役福祉職員兼心理カウンセラーの資格を持つ 管理者兼サ責 篠原 (@masayukishino8) May 5, 2021
今年度から管理者(兼サ責)になったのですが、まだ1ヶ月ですが、現場の職員だった頃に比べやらなければいけないことやそれに伴うストレスが倍ぐらいになった気がします。世の管理者さん達はこんな状態の中仕事しているのか?と尊敬する反面、ストレス対策をしっかりしないと潰れかねないと思いました
では何が2倍ぐらいになったかと言うと
- 勉強量
- 情報量
- 責任感
- 労働時間
- 判断しなければいけないこと
- そして「ストレス」です。
どれもが2倍ぐらいに膨れ上がった気がします。
現場の職員だった頃は
「あの管理者がまた変なこと言ってきたよ」とか「なんで管理者はこんな簡単なこともわからない」とか思っていましたが、ツイートにも書きましたが、こんなストレス状態で正常な判断をするのが、相当ストレス対策をしないと自分が潰れてしまうと思いました。
なので、色々な工夫が必要です。管理者になり工夫していることをざっと挙げると。
- ストレス対策の工夫
- 時間の使い方の工夫
- 情報量をこなす工夫
- コミュニケーションの工夫
- 人やチーム運営の工夫
今回の記事では一般職員から管理者になり変わったや工夫を書きます。管理者というものを理解すれば仮に交渉するときにも優位かなと思います。
- 管理者になり変わったこと6選
- 工夫していること6選
- 管理者の立場を知ることで現場の問題を解決する
Contents
一般職員から管理者になり変わったこと6選

- 勉強量、やること
- 情報量
- 責任感
- 労働時間
- 判断しなければいけないこと
- そして「ストレス」です。
1、勉強量、やること
「県や市に体制の資料提出」「自主点検表チェック」「リスクマネジメント」「職員の労務管理」「事業報告、事業計画」「シフトチェック」「車両管理」「防災管理」「給料管理」「職員募集」「財務管理」「チームマネジメント」「日々の問題解決」「職員面談、面接」「事業所としての会議や研修計画」「法人としての研修や人事、キャリア計画」「他事業さんの視察」・・・・etc
勉強する範囲も、自ずと増えてきますね。会議の量も運営会議やら理事会やらやたら増えてきます。
2、情報量
「現場からの情報」「他事業や相談員、市役所からの情報」「会議の情報」・・・etc
特に情報が集まってくるポジションです。
3、責任感
「現場で事故がないか?」「請求は大丈夫か?」「●●さんへの連絡はしたか?」など職員の時は自分が事故やミスを起こさなければ良いと思っていましたが、管理職になると職員の事故やミスがとても気になります。
休みの日でも現場があればとても気になります。
4、労働時間
管理者になると多くの福祉の法人では「管理監督者」の立場を採用しています。管理者と管理監督者は違います。

管理監督者になると残業代が出ません。「管理者=管理監督者」の立場が果たして適しているのか?は微妙ですが。。。現段階では多くの法人がそうなっているでしょう。
管理監督者とはいえ休日の日数や有休消化の義務は同じです。そうなると1日の労働時間を増やすしか無くなります。
後はなるべく職員にも仕事を振る工夫をしてなるべく自分が仕事や雑務を抱え込まない工夫が必要ですね。
5、決断や判断しなければいけないこと
- この人を採用するかどうか?
- このお金を使うかどうか?
- 職員に注意事項を伝えなければならないがどう伝えたら良いか?
- 採算が合わないから合わせるにはどうすれば良いか?
そのためにも多くの知識や情報を得とく必要があるので1や2の情報量や勉強量が大事になってきますね。
6、ストレス
世の管理者さん達はこんな大変なストレスに晒されその中で仕事しているのか?と思うと尊敬します。
が、これを続けようと思うと、心身へのストレスをしっかり行わないと正常な判断もパフォーマンスも出来なくなります。ましてや仕事が続けられないぐらい病む。
私はちょうど心理カウンセラーの勉強をしていたので、心身のメンテナンスは得意としていましたが、それだけでは、やはりいつになっても、大変なストレスを解消する毎日になります。
福祉や介護はチーム運営なのでチームマネジメントを工夫してなるべく組織として回す工夫が必要ですね。
次の項目では管理者に変わり、工夫していることをお伝えします。
管理者という立場の激務を乗り越えるための工夫6選

- ストレス対策の工夫
- 時間の使い方の工夫
- 情報量をこなす工夫
- コミュニケーションの工夫
- 人やチーム運営の工夫
1、ストレス対策の工夫
管理職になるとストレス対策の工夫がすごく大事。嫌な上司はいませんが、理事会や理事、他の管理者と交渉したり、職員や利用者から文句を言われたり、逆に注意しなければいけないことも。
ストレスは体感で2倍ぐらいに増えた感じです。
もともとカウンセラーになりたくて勉強していたことが今活きている感じです。
日々ストレス解消(レジリエンス)のために下記のような工夫をしています。

上記の記事に加えて下記を行なっています。
呼吸法、マインドフルネス瞑想、筆記開示、一人カラオケ・・・etc
どこかでしっかり書こうと思います。
2、時間の使い方の工夫=ポイントを絞る
そこで時間の使い方で大事なことは「ポイントを絞る」ということだと思います。その際頭の中で自問自答し、その業務はどの位置にあるのか?把握します。
- 今やらなくて良いことはどれか?
- 6〜8割の成果を生むポイントはどれか?
- 人に任せられるものはどれか?
- やるべきことだが今やるものはどれか?
- 電話でなくメールで出来ないか?
3、情報量をこなす工夫
大量の情報をこなす工夫としてチャットワークの活用をしています。これにより一気にたくさんの情報をこなすことが出来ています。

3、コミュニケーションの工夫
管理者はチームでいえば監督。家族でいえば親の立場。
管理者=パワーになので周りに何気なく言った一言が傷つけたり、パワハラとなってしまう。
逆もしかり。
管理者という立場だからこそ挨拶をしっかりしたり、コミュニケーションをしっかり取れば、職員がついてきてくれます。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ですね。
それから特に心理学で研究されたコミュニケーション方法としてアサーションという
コミュニケーションがオススメです。

5.チーム運営の工夫
介護や福祉は「チームアプローチ」。その逆はただの「集団」です。
集団はただの人の集まり。チームは「人が機能して」「プラスα」の力が働くことです。
家族も、職員間も同じですね。父が4人いてもダメなように、父と母と子供がいてそれぞれの役割を果たしています。
それぞれの役割や個性を尊重し、フォローしあえれば機能し、チームになります。逆にそれが出来ずに足の引っ張り合いになれば、チーム力は発揮されません。
チームとして機能しているかどうか、リーダー的な立場の人はチェックする必要がありますね。
まとめ 管理職はダイレクトに反応が返ってくるから面白い

管理職という役職上とても大変ですが、試行錯誤や創意工夫、勉強の結果がダイレクトにチームに反映されます。
数字もそうですが、職員の反応も試行錯誤や創意工夫1つで変わってきます。
管理職の在り方が変わればチームが変わる!