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働くのにオススメの福祉施設(事業所)とオススメしない福祉施設の特徴とは?

福祉職員として勤めるなら、利用者や職員ともに居心地がよく、笑顔や活気に溢れた施設や事業所で働きたいと誰もが思うでしょう。

 

fukushiくん
fukushiくん
やはり規模が大きい法人の方が良いのでしょうかね? 
篠原
篠原
大きい歴史ある法人だからといって良い施設や事業所とは限らないです。

例えば離職率が高かったり、利用者にとっても職員にとっても居心地の良い事業所でないかもしれないと言うことは往往にしてあります。
広告費に予算がかけられて、新しい職員が入るだけかもしれません。

 

逆に小さい法人でも利用者や職員が活き活きとして活動している施設はたくさんあります。

fukushiくん
fukushiくん
ポイントは何でしょうか?

 

 それが マネージメント です。

マネージメントとは英訳すると「管理」とか「運営」。

 

ここでは ある組織に成果を上げさせるための機能や機関 としましょう。

それは中間管理の頑張りや管理者等の上層部の思いがあるかもしれません。

その思いが創意工夫を生み、組織としてシステムが組まれていたり、人を思いやれる環境であったりするのかもしれません。

今回の記事では、マネージメントが上手く言っている施設や事業所の雰囲気や指標をお伝えしたいと思います。

fukushiくん
fukushiくん
共通点があるってことですね?
篠原
篠原
はい。転職活動や自分達の事業所や施設のチェックに使って頂ければと。

 

マネージメントがうまくいっている施設といっていない施設には特徴がある。オススメしない福祉施設や福祉事業所の特徴とは?

今回はこちらの本を参照にしています。

マネージメントがうまくいっている施設といっていない施設のそれぞれの特徴とは?

マネージメントがうまくいっていない施設の14の特徴とは?

篠原
篠原
人が集まる組織って不思議と関係性が良いとある特徴が出ます。逆に悪いとその特徴も出ます。

それはスポーツチームでも、家族でも、会社でも同じかもしれません。例えば一家の主人が働かず、家族を否定したり暴力をふるっていたら子ども達は暗い表情になります。

fukushiくん
fukushiくん
福祉の施設や事業所もマネージメントがうまくいかないと同じことが言えるんですね。

うまくいっていない組織にありがちな14の特徴をあげました。

マネージメントがうまくいっていない施設の14の特徴とは?
  1. ただ何となく働いている職員が多い
  2. 職員の表情からやる気のなさ、失望感が職員の表情や言動から伝わってくる
  3. 利用者さんの言動から安心感や満足感が伝わってこない
  4. 福祉職員や社会人として守るべき基本原則が疎かになっている
  5. 経験や勘だけで業務を行なっている。なぜそのような手順や方法で行うのを説明できない職員が多い。
  6. 問題がある状況があるのに見て見ぬふりする組織文化
  7. 連携不足や情報共有がうまくいっていない
  8. うまくいっていないことがあるのに、それが報告されていない。
  9. うまくいっていないことの犯人探しに走ってしまう雰囲気がある
  10. 現場に対する管理職の目配り心配りが足りない
  11. 現場から何がうまくいっていて、いっていないかしっかりとした報告が上がってこない
  12. 職員のモチベーションが下がりやすい組織文化が出来上がっている
  13. 将来有望な職員が短期間でどんどん辞めていく傾向が強い
  14. モラルに欠ける職員が何の危機感も抱えず居座っている傾向
fukushiくん
fukushiくん
確かにありそうですね。
篠原
篠原
多くが繋がっている項目で、運営の状況によりますね。

マネージメントの問題が、職員や利用者の表情や言動に現れてくると言うことですね。

マネージメントがうまくいっている施設や事業所の13の特徴

では逆にマネージメントがうまくいっている施設や事業者はどのような特徴があるのでしょうか?

マネージメントがうまくいっている施設の14の特徴とは?
  1. 職員が自分が果たすべき役割や使命を把握している
  2. 職員の表情から働く喜び、誇り、やりがいが伝わってくる
  3. 利用者の表情に活気がある
  4. 職員として守るべき基本の原則を大事にしている。
  5. 職員の一つ一つの言動になぜそれを大事にするのか?の意味がある。
  6. 業務や働く環境の自己点検が定期的に行われている
  7. 職員間の情報共有や連携が上手くいっている
  8. 失敗を次に活かすと言う組織文化がある
  9. 管理職のポストにある人が現場を的確に把握しようとしる姿勢がある
  10. 職員が育ち高いモチベーションを持って働く組織文化が出来上がっている
  11. 志の高い職員の定着率が高い
篠原
篠原
結局現場で起きている問題の本質はマネージメントに行き着くといっても過言ではないかもしれませんね。
fukushiくん
fukushiくん
癖のある職員がいたとしてその人が自由奔放にやってしまう職場環境と言うこともありますからね。

ではマネージメントがしっかりしている施設とはどのよう施設でしょうか?

非営利組織のマネージメントは難しい?

経営コンサルタントのPドラッガーによると非営利組織のマネジメントを下記のようにいっています。

非営利組織のマネージメントby P.ドラッガー

何年もの間、ほとんどの非営利組織は「善意」さえあればそれで事足りると思っていた。しかし非営利組織は「事業成果の判断基準」がないゆえに、営利企業よりももっと上手にマネジメントしなければならない

fukushiくん
fukushiくん
確かに売り上げをあげれば良いと言うものでもないしね。
篠原
篠原
福祉や介護は外見は同じに見えてしまいますが、マネジメントの工夫により結構中身は差が出るでしょうね。

マネジメントは多岐に渡り、日々の工夫が反映される

マネジメントと言ってもすごく多岐に渡ります。下記はその一部です。

  • 職員のキャリアパス
  • 職員の教育や研修の設定
  • 福祉サービスの基本理念や福祉の倫理、理念の設定
  • メンバーシップ、リーダーシップ
  • 日々の業務課題の解決
  • リスクマネジメント
  • チームアプローチ
  • 多職種連携
  • 地域協働
  • 財務管理
  • 労務管理
  • 情報発信、職員募集
篠原
篠原
やることは多いですね。

1つ1つの日々の工夫で、その施設や事業所のマネジメントの差が出ますね。

まとめ 活性化した施設に見られる4つの特徴とは?

fukushiくん
fukushiくん
結局日々の工夫が大事で、特に管理者や中間管理に当たる職員が良くしようと訴えていく必要がありますね。
篠原
篠原
活性化した施設や事業所にはあるある4つの特徴があると言われています。
活性化した施設に見られる4つの特徴
  1. コミュニケーションが活発
  2. リーダーに当たる人が目標を設定し、目標が共有化されている
  3. 個性や創造性が重視されている
  4. 相互信頼、相互援助の気風がある

 

fukushiくん
fukushiくん
良くない施設はこの逆をしてますものね。
篠原
篠原
上の4つの特徴をひっくり返してみましょう。
不活性な施設にみられる4つの特徴
  1. コミュニケーションがない。言いたいことを言ったら非難される
  2. どこを目指しているのかがわからない
  3. 個性や創造力のある職員が否定される風潮
  4. お互い足の引っ張り合い。責任のなすりつけ合い。ミスの非難合戦

 

fukushiくん
fukushiくん
こんな施設では働きたくないですね。
篠原
篠原
私もある法人で経験したことがあります。雰囲気も物々しい雰囲気でした。

介護や福祉の事業所や法人は、外から見ると一見同じに見えますが、マネージメントの創意工夫をしている施設、していない施設は一目瞭然。

しっかり見極めて、また自分が所属したら良くする努力や工夫が必要ですね。

ある程度良い施設を見極めて、入ったら良くする努力や工夫をしよう。