福祉の職場を働きやすくする秘策

介護や福祉施設で職員のやる気やモチベーションが上がるちょっとした工夫

篠原
篠原
福祉施設では人手不足が深刻化しています。その中で職員が気持ちよく長く働ける工夫って大事だと思います。
fukushiくん
fukushiくん
利用者も職員も大事にしていくれる施設で働きたい。

福祉や介護を目指す職員も誰もが長く一生懸命働きたいと初めは思っていたと思います。しかし現実を知るとなかなか続けられなくなってしまいます。

本人だけでなく本当は上司も法人としても利用者も家族誰もが思うこと。

良い職員に長くモチベーション高く仕事して欲しい。それは全員の思いだと思います。

篠原
篠原
多くの施設や法人が職員が長く働き、モチベーション高く働くために、多かれ少なかれ創意工夫しているかと思います。

大きな改善でなくても、「ちょっとした工夫」で職員のモチベシーションが上がると思います。

今回はそんな「ちょっとした工夫」で職員のやる気やモチベーションが上がった例なども取り上げたいと思います。

この記事では
  1. 私が体験したちょっとした工夫のモチベーションが上がる出来事
  2. 職員が求めていることの大事な「あるテーマ」を知れば「やる気スイッチ」がわかる
  3. 明日からでも使える職員のやる気スイッチが上がるちょっとした工夫

私が体験したちょっとした工夫のモチベーションが上がる出来事

篠原
篠原
以前に私が体験した「この法人のために頑張ろう」と思えた出来事がありました。

その年はちょっと業績が良く、職員に0.5ヶ月分ボーナスが上乗せになった時期がありました。

篠原
篠原
金額すると10万いくか行かないかぐらいです。でもなんかそれが嬉しかったです。

お金をもらえると言うことよりも、やりくりが大変な収益ですが、その中でも職員のためにちょっと儲かったので少しでも職員に還元しようとする法人の気持ちが嬉しかったです。

fukushiくん
fukushiくん
確かにそれぐらいの収益なら繰越や設備投資に回しても良かったはずですね。
篠原
篠原
少しでも職員の待遇を上げようと努力している法人の姿勢が感じられました。
fukushiくん
fukushiくん
金額よりも「職員を大事にしているんだ」と言う気持ちですよね。
篠原
篠原
そうなんです。

お金は少ないながらもその中でも職員の待遇をなんとかしたいと言う工夫や姿勢に「職員を大事にしたい」と言う気持ちが伝わる。

職員が求めていることの大事な「あるテーマ」を知れば「やる気スイッチ」がわかる

 

 

篠原
篠原
ある心理学の講座に行った時に教えられたことがあります。 人が会社を辞める時理由は色々ありますが、本質の理由は?と言うことです。
fukushiくん
fukushiくん
人間関係?辛い仕事?安い給料?う〜ん色々あるかと思います。
篠原
篠原
そう言う表面的な理由を探って探ってたどり着く「やる気が失われる本質」と言うことです。
人がやる気が失われる本質は?

☑️自分の存在がこの会社(場所)に必要ないと感じた時

☑️その場所に自分は、いなくても良い存在と感じた時

fukushiさん
fukushiさん
この気持ちは良くわかります。
篠原
篠原
これは家族や恋人でも同じことが言えますね。

人はその場所に自分が「必要ない」と感じた時にやる気が消えるんです。

逆に言うと「この場所には自分が必要」と感じることができれば、どんなに大変な状況でも高いやる気を維持できるのです。

篠原
篠原
自分の「存在」がそこでどう扱われているか?で自分のやる気が変わってくるのです。

具体例を見てみればわかります。

やる気が失われる例
  • 「お前なんかいなくても会社は回るから」と上司に言われた。
  • 先輩職員を助けて頑張ったのに他の職員に「あいつ使えないね」と言っていた
  • ご主人や恋人に何をやっても感謝もされない
fukushiさん
fukushiさん
泣きたくなりますね。
やる気が上がる例
  • 上司に「君がいてくれて本当に良かった」と言われた
  • 先輩職員を助けたことで「本当にご苦労様。助かりました。」とメモのついた缶コーヒーが置いてあった。
  • 恋人やご主人に「●●してくれてありがとう」と感謝される
fukushiさん
fukushiさん
すごく嬉しいしまた頑張ろうと思います。
篠原
篠原
やる気スイッチのポイントは相手からの言動で自分の存在が大事に扱われること伝わることですね。
人のやる気スイッチのポイントは?

相手の言動で「その人の存在が大事」と言うことが伝わること。

明日からでも使える職員のやる気スイッチが上がるちょっとした工夫

明日からでも簡単に使える職員のやる気スイッチが上がるちょっとした工夫をお伝えしますね。

もちろん大事なことはテクニックではなく気持ちがあってのこそですが、その気持ちをより一層伝える工夫ですね。

過程を口に出して、ねぎらう

相手がしてくれた行為や頑張っている労力(=過程)に対して、それをそのまま口に出すことです。

fukushiくん
fukushiくん
過程を言うことでねぎらいと何が違うの?
篠原
篠原
ただねぎらいをされるよりもこの人はしっかり自分を見てくれていると思うからです。
過程をそのまま言葉にしてねぎらう例

☑️掃除してくれたんだ。きれいになったね。ありがとう

☑️昨日遅くまで大変だったね。お陰で客も喜んでいたよ。

☑️あの書類早く仕上げてくれたんだね。ご苦労様。

fukushiさん
fukushiさん
確かに過程を言われると見てくれていると思い嬉しい。

相手への気持ちを周りの職員に言う

直接人から言われても嬉しいですが、逆に「誰かを媒介して」言われた言葉と言うのに人は良い言葉も悪い言葉もとても反応します。

人を媒介すると反応が増す?

☑️●●さんがあなたのことを「嫌だ」と言っていたよ

☑️●●さんが「あなたがいてくれて本当に助かっている」と言っていたよ

☑️●●さんが「あなたの仕事ぶりを褒めていたよ」

fukushiさん
fukushiさん
確かに良い言葉は直接言われるよりも嬉しいし、悪い言葉は直接言われるよりも悲しい

日頃から自分の思っている素直な良い気持ちを周りの職員に言っていれば、回り回ってそれが伝わるし、悪口を周りの職員に話せば回り回って相手に悪口が伝わります。

fukushiくん
fukushiくん
その人の前だけでいい顔しようとしてもバレますね(笑)
篠原
篠原
ですから日頃から周りの職員への言動注意しないといけませんね。

喜ばれるコミュニケーションについての記事はこちら。

【介護・福祉の人間関係】職員だけでなくプライベートでも人と良い関係を気づけるためのコミュニケーション技術 現役の福祉職で心理カウンセラーの資格を持つ篠原です。 職場に楽しみな気持ちで行けたり、明日も頑張ろうと思える一番の方法は職...

まとめ ちょっとした工夫はまだまだできる。

ツイッターなんかを見ていると職員のやる気スイッチが押されるちょっとした工夫の例がたくさんあります。

篠原
篠原
今後もこの記事では工夫があれば見つけて紹介したいと思います。