篠原です。
前の職場
上「人がいないから明けで風呂介助は当たり前、時間外?こっちが指定する時間までな」今の職場
上「夜勤明けで入浴介助は厳禁、定時になったら即撤収。
残ってる業務がある?ちゃんとやった分時間外付けなさい」— 介護福祉士ββ (@BBkaikgo) March 18, 2020
介護士BB (@BBkaikgo)さんの体験で、きっと前の職場と今の職場で同じような状況で上司からの「返ってきた返答の内容の違い」ですよね。
上司や先輩職員の言動でその法人が良い施設か悪い施設がわかってしまう気がしていまいます。
職員の扱いが悪いというとは回り回ってどうなるでしょうか?こういう先輩職員や上司はその本質に気づいていないのでしょうか?
職員の扱いが悪い=回り回って利用者へ影響がある
福祉や介護の業界では利用者に直に接するのは職員であり、大事にされていない職員が利用者を大事にしてくれるでしょうか?
それは人間であるならば当然のことですね。職員を大事にしていない職場というのは利用者を本当に大事にしていないということになります。
結局上司や先輩職員の言動が若い職員に影響が出て、その影響が利用者へ影響が出てしまいます。
つまり良い職場は利用者を「言葉や理念」だけでなく本当に大事にしている職場で、そのためには利用者に接している職員を大事にしている職場です。
職員を大事にしている職場というのは「職員の環境整備や教育をしっかりしている職場」です。
- 上司の何気ない一言=職場が職員を大事にしているかどうかがわかる
- 職員を大事にすること=利用者を大事にすること=施設や法人を良くしようとしている施設
- 職員を大事にすること=職員の職場環境や教育をしっかりと行なっている
Contents
悪い職場=職員を大事にしていない職場は二つのルールを守れていない

- 労働基準法を守れていない
- 職員を守るルールを作れていない
労働基準法を守れない
- 「残業代」は(これしか)つかないよ」と未払い残業(サービス残業)を推奨していまう上司
- 「うちの施設は休憩(有給)なんて取れないから」と有給や休憩取得を否定してしまう上司
平気で労働基準法を破ってしまう上司や先輩職員ですね。 労働基準法違反には重い罰則もあります。
未払い残業は6ヶ月以下の懲役、30万円以下の罰金
職員を守るためのルール(教育)がない
- 「夜勤明け」などに集中力がいる危険な業務をさせる。
「運転」「お風呂介助」etc - 移乗介助などをお姫様抱っこさせるのを当たり前としてしまう
- 多少の風邪など体調不良時で仕事させることを強制させる
- 先輩や上司より先に帰るのを悪く思う
それをわかっている法人は職員の教育や自分たちや利用者を守るためのルールづくりというものをしっかり行なっています。結局そこをしっかりやらないと事故や退職の連鎖などが起きて回り回って自分たちに返ってくるからです。
- 座位が取れない利用者を一人で移乗介助しない
- 夜勤明けで運転や入浴介助などしない
- 「虐待」とは何か?起きた場合どうするか?しっかり教育している
- 感染予防のための手袋などの装備をしっかり準備し行う etc
職員を守るためにこの二つのことをしっかりやっている。
- 労働基準法を守るために創意工夫をしている
- 職員を守るためのルールや教育、雰囲気を作れる
単純に癖のある上司や先輩の対応は?

- 共感性が極端に欠如している
- 性格や考え方が極端に偏っている
- その人自身愛着が(愛情)の欠如している
- 自分が抱えているストレスや不満を職員にぶつけ発散している
そう言う癖のある上司や先輩とは「線を引いて」付き合う必要がありますね。下記の記事が参考になります。

ただし誰しもがストレスや負担を抱えれば言葉尻がきつくなったりするのは当たり前です。極端にストレスや負担が上司にかかってしまう「組織構造」と言う可能性もあります。
その場合やはり「中枢にストレスや負担がかかる組織構造や仕組み」を訴えて変えていく必要があります。
良い法人づくりに必要なこととは?

また「中枢にストレスや負担がかかる組織構造や仕組み」だと中枢の職員(上司)がイライラし、そのイライラが周りの職員や利用者に悪い影響を与えかねません。
少しずつでも現場から訴えて変えていく必要がありますね。「訴え方」はこちらの記事が参考になります。

まとめ どうしようもないなら転職。変えられるなら訴える。
上司の言動にその施設が抱えている問題が浮き彫りになると言う記事でした。
✅「職員を大事にしていない=利用者を大事にしていない」と言う構造で、
✅職員を大事にするとは、職員の「待遇や労働環境」や「教育」をしっかり考えること
✅もしある程度訴えて変えられる組織なら訴えみよう
しかし、中には訴えても変えられない古い構造の組織というのがありますからその場合無理せずに転職をお勧めします。