福祉の制度は複雑で福祉職員でも知らないことや曖昧に憶えているいることも多いです。
今回のテーマは
障害年金
例えばこんな疑問。
- 障害手帳を申請すればもらえるものではないの?
- 障害の状態になってしまったら必ず貰えるものではないの?
- 障害が重くないと何も貰えないのでは?
福祉の仕事をするなら最低限ここだけは憶えた方がよい知識をわかりやすく解説したいと思います。
日本年金機構のHPを参照にしています。
Contents
福祉職員ならこれだけは知っておいた方が良い障害年金とは?

そもそも障害年金とはなんでしょうか?
これは日本年金機構のホームページに書いてあるので一つ一つ見てみましょう。
障害年金とは?
障害年金は、病気やケガによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に、現役世代の方も含めて受け取ることができる年金です。
障害年金も基礎と厚生の二重構造になっている。
障害年金には「障害基礎年金」「障害厚生年金」があり、病気やケガで初めて医師の診療を受けたときに国民年金に加入していた場合は「障害基礎年金」、厚生年金に加入していた場合は「障害厚生年金」が請求できます。
(中略)
また、障害年金を受け取るには、年金の納付状況などの条件が設けられています。20歳前に医師の診断により障害状態と診断されれば20歳より障害基礎年金を受け取れます。
年金の未納金などが問題になっていますが、年金未払いだと自分が障害を負ったときにもらえない可能性もあるということですね。
障害基礎年金の受給要件とは?
障害年金は次の1〜3の条件に全て該当する方が受給できます。
障害の原因となった病気や怪我の初診日が次のいずれかの間にあること。
- 国民年金加入期間
- 20歳前もしくは日本国内に住んでいる60歳以上65歳未満の方で年金制度に加入していない期間
障害の状態が、障害認定日または20 歳に達したときに、障害等級表に定める1級または2級に該当していること。
ですので自分が関係するところだけでも検索するのが良いでしょう。
下記の障害年金ガイドのパンフレットに一部例が書かれています。
参照:日本年金機構、障害年金ガイドパンフレットP7
保険料の納付を満たしていること。
ただし、20歳前の年金制度に加入していない期間に初診日がある場合は、納付要件は不要です。
いくら貰えるの?
年:977125円 月で割ると:81427円
年:781700円 月で割ると:65141円
どこに手続きに行けばいいの?申請には何が必要なの?
参照:日本年金機構HP手続き
- 障害年金申請書(年金事務所等に置いてある)
- 年金手帳
- 戸籍謄本
- 医師の診断書
- 受診状況等証明書
- 病歴・就労状況等申立書
- 通帳
まとめ 結構現場でも間違われがちな障害年金

福祉は複雑でその辺の情報が福祉で働く人でもごちゃごちゃになりがちです。
一度簡単にでも制度を学んどく必要がありますね。
「障害年金の級」と「障害手帳の級」「障害支援区分」など結構間違えて憶えていることやごちゃごちゃに憶えていることもある。
一度整理してみるといいですね。