人間関係を乗り越える秘策

介護・福祉の現場における理想の上司とは?上司としてやるべきことを考える。

介護や福祉の現場で気持ちよく働くには、上司との関係が良いというのはすごく大事な要素の一つでしょう。

では、理想の上司とはなんでしょう?かという記事です。

「介護士Kさん」のTWEETから。

この記事の論点は?
  • 部下の立場の職員からしたら理想の上司に巡り合えることが働くうえでとても大事なこと。
  • 上司の立場の職員からしたら「理想」って言われてもなぁ?という感じでしょうか?
fukushiさん
fukushiさん
理想の上司って、逆に自分がそれになるというのは難しいです。
篠原
篠原
私も上司の立場なのではっきり言って自分が出来ているのか?耳が痛い話です。
fukushiくん
fukushiくん
理想になんかなれない。そもそも完璧な人間なんているのか?

完璧な人間になんてなれません。しかしここで大事なのは

理想⇔現実の問題の裏っ返し

と捉えると、

●上司として「こういうことをするとまずいんだな」とか「逆にこれをすればいいんだな!」というのが見えてくるかと。

●もしくは普段何気なく行なっていたことが「チーム運営にすごく必要なことだった!」ということが見えてきます。

fukushiさん
fukushiさん
そう捉えると理想の上司ランキングも見たくなりますね。
fukushiくん
fukushiくん
ポイントがわかれば、余計な労力をやめて大事なことポイントに集中すればよいのかもしれません。

 

この記事では

理想の上司像から上司として、「やるべき必要なこと・やってはいけないこと」を考える!

1番いいねの数が多かった理想の上司の回答は?

これを知っていると上司として楽になる意外なランキング1位

介護職ランナーさんのこの回答。

休日の時にはしっかり休んで、緊急時以外には職場に来ない上司がいいですね。

上司が休日にきたり、遅くに残ってると後輩がそうしなきゃって思ってしまいますから。あとは、安易に現場に来ないで現場に任せ、困った時にだけアドバイスや直接介助ができるのがいいです。

同じような意見にこんな意見がありました。

同じような意見には?
  • 定時に帰る仕組みを作る
  • 会議は時間内にきっちり
  • やばい、できない、と思うレベルの仕事を信じて任せてくれて、行き詰まった時だけサポートしてくれる上司

逆を考えるとわかりやすいです。

理想の上司の逆は?
  • 上司がずっと働いてて休まない。
  • 失敗や責任を取るのが嫌で職員に新しい仕事を任せない。
  • 早く終わるような工夫や仕組み作りをしない
篠原
篠原
上司としては責任があるので自分が率先してやらなければ!と思って根気詰めてしまいますが、実は部下が求めているのはそうではなかった!ということですね。
fukushiさん
fukushiさん
部下として仕事や業務を任されないということは、自分がその場所にいなくても良いと感じてしまうからでしょうか?
fukushiくん
fukushiくん
そして上司の仕事というのは会議での時間の短縮などの例にあるように「仕組み作り」 かもしれませんね。

理想の上司1位から学ぶ上司の心得まとめ

上司の心得。上司の仕事は「任せること」と「仕組み作り」

【任せることとは?】

○職員を信頼し、伝えることは伝え、あとは任せる。

○仕事を任せたら、上司の仕事は、その失敗やミスのカバー。ポイントで助言やアドバイス。また出来たことへのねぎらい。

【仕組みづくりとは?】

〇失敗やミスが多いならそれを「仕組み化」などして問題の解決を出来るように。ケース会議の場を持ったり、書類にし整備したり。

○上司自身含め職員が、早く帰れたり、労働基準法が守れたり、職員や利用者のために気持ちよく働けるような、現場の工夫ができる等の「仕組みづくり」

篠原
篠原
以前下記の記事の中に「上司は旗振り係」ということが言われましたが、「旅行のツアーコンダクター」に近い仕事なのかもしれません。

 

【介護・福祉】自分が上司の立場ならやらないほうがよい8つのこと。 篠原です。 興味深いツイートから。 研修で学んだ。デキる介護リーダーは「絶対に否定しない」「必要な知識がある」「感情...
fukushiさん
fukushiさん
旗を振り、お客(職員)がのびのび楽しめるように場所に案内し、仕組みを整えたり。でもその中で活動をするのはあくまで職員ですね。コンダクターが旅行中、活動はする必要はない。でも例えば旅行中おしぼり一つとってもそこにあるかないか?ではお客(職員)の反応に雲泥の差が生じます。
fukushiくん
fukushiくん
冷静に組織を分析して今何が求められているのか?見る必要がありますね。

 

2番目にいいねが多かった理想の上司の回答は?

理想の上司ランキング2位は介護や福祉職員なら毎日やっていること?

2番目に多かったのかyamaさんのこのツイート


しっかり注意出来る人、職員への声掛けを大事にする人、言葉に騙されない人、公平な人、事務所に入り浸らず入居者を見回り会話出来る人

篠原
篠原
つまり、上司が部下としっかりコミュニケーション取れるということでしょう。
fukushiさん
fukushiさん
介護や福祉の普通の現場の職員なら毎日利用者相手に行っていますね。
fukushiくん
fukushiくん
注意というのも感情的ではなく淡々と伝えることを伝え伝え方を工夫し、また「相手」が誰であっても同じ態度で、ということでしょうね。

同じような意見にこんな意見がありました。

同じような意見には?
  • 怒ると叱るの区別がきちんとできる人
  • しっかり注意出来る人
  • 職員への声掛けを大事にする人
  • (口がうまい人などの)言葉に騙されない人
  • 公平な人
  • 事務所に入り浸らず入居者を見回り会話出来る人
  • ハラスメントを行わない人
  • 均等に仕事を割振れる人

逆を考えるとわかりやすいです。

理想の上司の逆は?
  • 上司の感情や機嫌により感情に任せ怒る人
  • 職員に挨拶をしない。あからさまな不機嫌な態度を取る。
  • 言うべき注意を言わない
  • 職員に声かけしない
  • 口がうまい職員や周囲の言葉を鵜呑みにする
  • 強い人にはへこへこ。弱い人に強く出る
  • 事務所にこもりっきり
  • ハラスメントする
  • 仕事の割り振りが不均等
篠原
篠原
すごく難しいということより介護職員や福祉職員なら基礎基本で当たり前のことが多いのでそれを職員にも同じように行えばよいのでしょうね。
fukushiくん
fukushiくん
人の話を聞いた上で、感情的ではなくしっかりとした理屈があり、そのうえでまずいことは誰であっても注意することが大事なのですね。もちろん注意の際も「伝える場所」や、「伝え方」を配慮して。

理想の上司2位から学ぶ上司の心得まとめ

上司の心得2「コミュニケーション」「基準を学び情報を得る」

【コミュニケーション】

○上司から職員に挨拶や労いの言葉がけ。

○傾聴ベースで、感情的にならず、また誰であっても同じように、伝えるべきことは伝える。

○介護や福祉、組織マネージメント、労働基準法などを勉強し、個人の価値観に頼らない判断や考えを持つ

【基準を学び情報を得る】

○情報を集めるのはもちろんだか、実際に現場を見に行ったりすることで情報を検証する。

自主点検表・労働基準法などを運営の知識を学んでおく。

○何がハラスメントに当たるのか学び、それをしない。

篠原
篠原
心理学ではしっかりとアサーションというコミュニケーション方法が確立されているので学ぶことをおすすめします。
福祉職や介護職が人間関係を良くする為に現場で使える研究されたコミュニケーション方法とは? 篠原です。 同僚になんでも話せ、気持ちがわかってくれる職員がいる 部下を心から思ってくれる上司がいる ...
fukushiさん
fukushiさん
やるべきことはきっと介護や福祉の職員ならわかっている。でもそれが「できない」ということはそこに「できない」何かがあるのかもしれません。
fukushiくん
fukushiくん
労働基準法が守られていないことや、ストレス過多、業務過多、人手不足や薄給なども背景にはあるのでしょうね。上司になると部下時代にはなかった苦しみがあり、とても大変です。
篠原
篠原
上司としては組織の仕組みを考えたり色々大変です。ストレスコントロールをして私もなんとか少しずつ取り組んでいます。ストレスコントロールなら予算もあまりかからずちょっとした工夫でできることが多いですこのブログでもいろいろ紹介しています。

まとめ。理想は難しいけど一つ一つ積み上げよう。

fukushiさん
fukushiさん
理想は文字にすると簡単そうですが、とはいえ毎日追われてると難しくなりそうです。各々おかれてる環境も違うのでテーマも違うだろうし。
篠原
篠原
管理者など上司になるにつれてやるべきことや情報量が洪水のように押し寄せて、凄まじく忙しくなります。ひとつひとつ取り組み、また休めるときにはしっかり休むなど自分の体調を壊さない範囲で取り組む必要がありますね。
fukushiくん
fukushiくん
上司となると心の余裕が大事なのかもしれませんね。心の余裕を作るためにどうしたらよいかなどを考えることは大事ですね。

 

理想の上司への道は遠いいがひとつひとつ行うには?
  • 理想の上司のやることはそんなに難しいことはない。でも日々の忙しさや情報量や環境により難しくなってしまっている。
  • 部下に任せる仕事は任せ、少しでも心や時間に余裕があれば少しずつ改善していけるかもしれません。
  • 上司が休む時には休むなどし、ストレスコントロールなどをしながら自分で心の余裕を作ることが大事だと思います。