篠原です。
こんな興味深いツイートがありました。
夜勤中に看取りの方が逝かれたんだけど、看取った職員を夜中に説教した管理者…
職員辞めたらどうすんだ!!
せめて日を改めて冷静に指導しろよ
まずは労いからだろ…— ジョナサン・ジョースター・ナッツ卒業 (@HiQ2owkXgQd4VxR) June 2, 2020
夜勤中に看取りの方が逝かれたんだけど、看取った職員を夜中に説教した管理者…
職員辞めたらどうすんだ!!
せめて日を改めて冷静に指導しろよ
まずは労いからだろ…
こんなことが結構ありますよね。例えば
- これから職場に入り利用者対応をする時にいきなり説教する
→テンションだだ下がりでイライラモードで利用者と接しないといけないんですが? - みんなの前で感情的に怒鳴りつけられる
→職員の尊厳はないのでしょうか?しかもパワハラですが?
まさにその通りです。「上司の言いたいことはわかる」でもそれ「今か?」「この場所か?」「伝え方間違えてない?」という上司とのトラブル結構あります。
なぜこんなことが起きてしまうんでしょうか?みなさんどうしているのでしょうか?またどう対応したらいいのでしょうか?考えてみたいと思います。
場所、時間、伝え方を考えずに説教するアホ上司の対応策。
1、なぜアホ上司は場所や時間や伝え方を考えないの?
2、カウンセラー兼福祉職が普段行っているアホ上司対策をお伝えします。
Contents
場所や時間や伝え方を考えないで説教する上司はなぜ考えないで説教するのか?

上司の想い描く”理想の看取り”から逸脱しちゃって、感情的に部下を叱ったんだよね…
クズだよねえ— ジョナサン・ジョースター・ナッツ卒業 (@HiQ2owkXgQd4VxR) June 2, 2020
私も逝く瞬間に立ち会って、何故か冷静でいられたのですが、その利用者の担当さんは号泣。
私は落ち着いてもらうまでの間、手を握ったり、ハグしたりしました・・・が、その担当の方、部長に説教されてました・・・
どこも同じですね。
— くっしー (@kussikusimoto) June 2, 2020
そしてこちらのツイートがその原因の的を得ていると思います。
【怒る上司は能力不足】
はっきり言うと,「怒らなきゃ伝わらない」って怒る人は能力不足です。
冷静に相手に説明するスキルがないか,短気だから怒っている。コミュ力か感情コントロール能力に課題がある。怒りの感情を他人にぶつけることを正当化する理由はないのです。
— かんねこ🐱ラフ図解弁護士/ブラック企業と戦う知恵発信中 (@kannekolaw) 2018年10月20日
- 冷静に相手に説明するスキルがない
- 短気だから怒っている
- コミュニケーション能力に課題がある
- 感情のコントロールに課題がある
- 共感力がない
- パワハラなどを知らない
- 部下の育て方を知らない
- 自分の考えが正解と思っている
- マウントを取りたい
- 多角的視点がかけている etc
説教上司対応にもう一つ考えなければいけない大事な視点
それは私たち自身が上司にしている「上司に対する思い込み」です。
私たちは上司を見る時にどこか「●●であってほしい」「上司とは●●だ」とどこか願っていませんか?
「上司=完璧」ではありませんし上司にもクズがいます。
主任とか管理職とかはただの「役職」です。フロアリーダーであればフロアをまとめるのが仕事。管理者であれば施設の「管理」をするのが仕事であり役職。決して人間なので完璧ではありません。
しかし私たちの心の中には「上司=絶対的存在」のような考え方の癖がありませんか?
- 上司に意見を言ってはいけない
- 上司と議論してはいけない
- 上司の言うことはあっている
- 上司の命令は素直に聞かなくてはならない
- 上司は時間と場所と伝え方を考えないで説教して良い
上司はただの役職であり、偉くはありません。考え方に間違いは山ほどあります。それが正解ではない。どこか会社や社会の無意識の常識の中で私たちは上司像を過剰に膨らませてませんか?
部下が上司を教育する3つの理由

そうなんです。私たちの中には上司に対する思い込みがたくさんあり、上司を教育すると言うことは出来ないと思ってしまいます。本当にそうでしょうか?
- 上司は「上司が」素人である
- 最終的な決定権は「上司」にあるかもしれませんが、その前の「意見を言うことは自由」
- 現場に正解はない
理由1、上司は「上司が」素人である
現場の経験がある人が主任やら管理者になるわけです。しかし、上司になると言うことはスポーツで言うところの「選手兼監督」の立ち位置になるわけです。
ほとんどが読んでいないし、自分の勘や手探りでやっています。
ですから本当に現場をよくしようと思っている上司なら部下の意見が聞きたいんです。
理由2、最終的な決定権は「上司」にあるかもしれませんが、その前の「意見を言うことは自由」
現場の方針をこうしようと言う「決定権」を持つのは上司かもしれませんが、その前の「意見」を言うことは自由です。
理由3、現場に正解はない
現場に正解はありません。こうやったらこうなると言う正解はないのですから、多くの意見があって良いです。最終的な決定権は上司が決めれば良いだけです。
具体的に上司を教育するには?
具体的に上司を教育するとは下記の対応があります。
- 上司と議論する
- 上司に良いやり方を提案する
- 上司に物事を教える
- 上司に部下の教育方法やコミュニケーションを教える
- 上司は役職の違いであり対等である。
- 一つ言われたら一つ言い返す
例えば最初の看取りの例ならこう言い返すことができます。
「言っている内容はその通りかもしれません。しかし見取りでボロボロの部下に今夜中に言うべきことでしょうか?場所を改めてなぜ言えないのでしょうか?
そういう配慮のなさが部下の信頼を損ねているのです。それは今後直してください。」
パワーのバランスに着目する
ボクシングの試合でプロのボクサーと素人のボクサーが戦ったらどうでしょうか?一方的に素人がやられて試合になりません。見ているのも辛くなってしまいます。
相手と同じぐらいの力や技術でぶつかり合えるから試合が楽しくなります。
「一つ言われたら一つ言い返す」これでパワーのバランスが保たれて良い関係に保てます。
せめて手を出して一発でもパンチを当てる
とは言え何十年も仕事している上司ですとプロのボクサーのように一発も当てられないかもしれません。でも怖くても手を出せばラッキーパンチが一発でも当たるかもしれません。当ればそれで相手に恐怖心が埋め込めます。そうすればやすやすと相手はパンチを打てなくなります。
上司の上司に言ってもいい
自分で上司を相手に出来なくても、上司の上司に言うなど人を使うことでも良いです。

反撃が怖い人はメンタルを鍛える
はじめは怖いかもしれませんが、やられたらやり返すぐらいの気持ちがある人には言いにくいのでしっかり上司も考えるでしょう。メンタルはこちらの記事で鍛えることが出来ます。

まとめ 良い関係を作っていくには?

上司の上司まで腐っているヤバイ法人もあります。そう言う法人は転職を考えた方が良いですが、そうでないならちょっともがいてみても良いでしょう。
以前こんなツイートをしました。
福祉現場で感じる「不快、嫌なこと、違和感、ストレス」をヒントと捉えて
「これを解消するには、どう仕組みを変えたら良いか?」を考えて動いてきたら結構なことが変わってきたような。
そして信頼しあえる職員も増えました。
とはいえ、まだまだ山程問題があります😱焦らず一つ一つですね。
— 現役福祉施設職員 サ責 篠原 (@masayukishino8) August 14, 2020
福祉現場で感じる「不快、嫌なこと、違和感、ストレス」をヒントと捉えて
「これを解消するには、どう仕組みを変えたら良いか?」を考えて動いてきたら結構なことが変わってきたような。
そして信頼しあえる職員も増えました。
とはいえ、まだまだ山程問題があります😱焦らず一つ一つですね。
もし上司の対応が不快に思ったら信頼ある職員と話し合い「何がまずかったか」話し合い、上司に話し合う時間を取ってもらいそれを話すことが出来ます。
お互い良い関係を築きたいなら議論が必要です。
そうすると信頼しあえる職員も増えてきます。