前回そもそも介護や福祉は断ることが苦手な人が多くそれにより3つの問題が生じてるという記事でした。
そこで、断ることで抵抗やストレスを感じるメンタルを改善しようとする記事。これをしないと断ることで罪悪感やストレスが生じて、自分が潰れてしまうからです。
上記を踏まえた上で今回は断るコミュニケーション技術をお伝えします。
また、自分がお断りしたら相手は怒ったのに、違う人がお断りしたら相手は機嫌よく納得したということがあります。
誰に言われたかというのもありますが、最も影響するのは、
コミュニケーション=伝え方
というように断る際、私達が逆の伝え方をやってる場合があります。
今回つい私達が断る際に相手を逆上させたり、断りにくくしているコミュニケーションをしているということをお伝えします。
- 私達が断る際についやりがちな3つのコミュニケーション。これにより断りにくくしている場合がある。
- 断ることやNOということをしやすくなる6つのコミュニケーション技術
Contents
断る際に私達がついやりがちでトラブルの元となる3つのコミュニケーション

- 断る理由を長々と説明
- 断る際にcan notで断る
- 必要以上に謝る
1、断る理由を長々と説明
断る理由を長々と説明する人にはどう印象が伝わるでしょうか?
明日ご飯いかない?との答えに下記のような返答ならどうでしょうか?
えっとー、明日はそのー、あまり奥さんとの関係も良くなくて、それで何とかしようと、明日は二人でご飯食べようかと誘おうとしてまして。。。etc
誘ってくださってありがたいし、嬉しいです。ですが明日は家族で過ごそうと思います。ほんとあなたからの誘いで嬉しいので断るのがとても辛いです。
2、断り文句にcan notで断る
嫌なことを押し付けられた、したくないことを誘われたという時に私達がやりがちな断り方で多いのが断り文句にcannot(○○できない)です。
・今日は出来ないです。
・今は出来ないんです。
・今日は出来ない。(明日なら出来る?)
・能力的に出来ない(教えたら出来る?)
ほんとにそう感じてるなら良いのですが、断り文句としてなら出来る条件を探されてしまいます。
本当はしたくないことを断ることをするときにcannotを使いがち。それは相手に出来る条件を与えてしまう。
嫌なことや意にそぐわないことをするときにはdo not(しない)を使うと良い。
例えばサービス残業を押し付けられそうになったときに
サービス残業は自分のためにも会社のためにも良くないので、しないようにしている。
このように伝えると条件を与えません。
3、必要以上に謝る
断る際にやってしまうことですが「必要以上に謝る」ということですね。
- 断るとに罪悪感を感じてしまう
- 謝れるごとに相手も怒りが助長する
自分が断るこちに罪悪感を感じてしまう
断ることは悪いことではありませんし、相手もそんな重い気持ちで誘ってはないでしょう。嫌々引き受けるくらいなら断ってくれて次の方法を探すくらいの気持ちでしょう。
なのに自分自身で「断ること=悪いこと」という罪悪感やストレスを生み出してしまいます。そういう方は断ることのメンタルの抵抗やストレスを感じることを少なくするメンタルトレーニングをお勧めします。

必要以上に謝れるごとに相手も怒りが助長する
必要以上に相手が謝ると、相手もなぜか自分が「悪いことをされた」と勘違いし怒りが助長しかねません。
相手もそんな重い気持ちで誘ってはないでしょう。なのに「すいません。すいません」と謝り倒すことで「悪いことをされた」と勘違いしてしまいます。
断ることやNOということをしやすくなる5つのコミュニケーション技術

1のを踏まえ断ることやNOということをしやすくなる5つのコミュニケーション技術は下記です。
- したくないときはcannotではなくdonot
- 謝る回数は少なく
- 断る理由は短く、断る時の感情は正直につたえる
- 礼儀正しく言う
- 断る時ゆっくりとした口調で伝える
1、したくないときはcannotではなくdonot
先ほど上記で説明した通りです。意にそぐわないときはdonotを使います。
- 私は疲労がたまると風邪を引きやすいので無理をしないようにしている。お誘い嬉しいです。ありがとうございます。
- 残業すると体がしんどくなるので早く帰るようにしています。休んでシフトに穴を開ける方が迷惑なので。
2、断る時の謝る回数は少なく
一度謝ればそれ以上は謝らなくて大丈夫です。
3、断る理由は短く、断る時の辛い感情を伝える
理由は短く、断る時の辛い感情を伝えます。
- 明日はゆっくり疲れているのでゆっくり休みます。お誘いありがたくて断ることが辛いのですが、体調優先なので。
- 今日は早めに帰ります。あなたが大変なときに本当に申し訳ないとも思いますが
4、礼儀正しくいう
相手が怒るのは自分が「自分の存在を軽率に扱われた」からです。
相手を尊敬・尊重しているが「提案内容は受けられない」ということを伝えるためにも礼儀正しく言えばよいです。
それでも怒ってくる相手は何かしらの性格の問題を抱えている方でしょう。
5、断るときにゆっくりとした口調で伝える
4の礼儀正しく同様、はやく伝えると「存在が軽率に扱われた」と思ってしまいがちです。
ゆっくりしっかりと伝えることで「相手に敬意を払っています」ということが伝わります。
まとめ、断ることが上手になると人生によい影響となる
自分や大切な人のために時間を使いたいからです。自分の意に反することや嫌なことはなるべくしないようにし、大事なことに集中しようとします。
そのためにも意にそぐわないことや嫌なことを上手に断ることができるようになると、人間関係もそれなりに良好な関係で自分の人生もよりよいものになるでしょう。
断る技術=人生によい影響与える