介護施設や福祉施設の職員は日々感染症防止のために奮闘しています。
日頃から介護職員や福祉職員は日々感染しないように努力しています。
しかし、やはりどうしたって利用者や職員が感染してしまうことがあります。感染すると意外と気づかない問題が露呈されます。
利用者一人が仮に感染したとして、そこから多くの問題が派生することがわかりました。
今回の記事では、実際に感染者が施設で出ると派生する隠れた問題を3つ書きたいと思います。
それももちろんそうなんですが、どちらかというと「こんな問題もあんの?」という見えない問題です。
実際に体験してみると、結構「こんな問題まで派生するのね」的な内容です。
ですので、もしまだ法人に陽性者が出てないという施設は、問題のリスク管理のために活用して頂ければ。
PCR陽性者が出ると、色々大変。何が大変になるか、リスク管理を知っておくと良いでしょう。
Contents
新型コロナウイルスが施設に発生してしまうと起きる4つの隠れた問題
- 多方面、色々繋がってる
- 保健所に電話が繋がらない
- 濃厚接触者が誰だかわからない
- PCR検査が受けられない
1、多方面、色々繋がっている
一人の陽性者が出た場合、その人の行動を洗い出して、クラスターが起きないようにするのですが、
福祉の仕事上、一人の人が多方面で色々繋がってるということがわかります。
通所や入所でも定期的にPCR検査をしている所もありますが、採取日と検査結果の日に2日程タイムラグがあります。
陽性者本人がそんなに動いてなくとも、多くの人を媒介し、多方面に影響しているのがわかります。
職員や利用者はそれだけ多方面で多くの人に接触し、繋がってるということがわかりました。
2、保健所に電話が繋がらない
ニュースでも流れていますが、保健所がパンクしていて電話が繋がりません。保健所が対応で出来ないと誰が濃厚接触者だか、どうしたら再開できるかがわかりません。
3、濃厚接触してる人が誰だがわからない
陽性者と近く、感染している可能性が高い人を濃厚接触者と呼ぶのですが、どこまで濃厚接触者なのかがわかりません。
濃厚接触者とは?引用:船橋市ホームページ
「濃厚接触者」とは、患者の感染可能期間内(発症日の2日前から、診断後に隔離などをされるまでの期間)に、接触した者のうち、次の範囲に該当する人とされています。
- 患者と同居、あるいは長期間の接触(車内、航空機など)があった人
- 適切な感染防護なしに患者を診察、看護もしくは介護した人
- 患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い人
- その他、手で触れることのできる距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防等(マスクなど)なしで15分以上接触があった人(周囲の環境や接触の状況等個々の状況から患者の可能性を総合的に判断する)
この目安で行くと、同居家族以外はあまり該当者がいません。
とはいえ、やはり普通の考えでいくと、同じ施設や場所にいたら、やはり感染しているのではないかと心配になります。
また周りの関係機関等にも信用問題もあるので、やはりPCR検査等を受ける範囲が広がります。
4、PCR検査が受けられない
いざ、PCR検査を受けようと思って病院にかけても症状や熱がないと、なかなか受けられないことが多いです。下記のような問題が発生します。
- 風邪症状や熱がないと受けられない
- かかりつけや診察券がないと受けられない
- 保険が利かず自費になりかなり高額。2〜3万程する。
- 土日や祝日、木曜日など病院が休みだと受けられない
コロナ緊急時知っておくと得する情報
主要都市にはPCR検査センターというのがある
病院でのPCR検査は高額だったり受けられなかったりしますが、各地主要都市にはPCR検査センターというのがあります。
PCR検査センターの特徴は
- ネットで簡単に予約が取れる
- 数千円単位で受けられる(病院は2〜3万)
- 土日でも受けられるところがある
- 郵送もできるところがある
例えばストックを持っていれば郵送ですぐに検査できますので、施設や事業所に数個あっても良いかもしれません。
体調不良時、地域の病院検索システムで病院を探すことができる
いざ熱発した時に行きつけの病院があれば良いですが、受け入れてくれなかったりもします。その際地域の病院の検索システムで探すことも出来ます。
新型コロナについての医療やPCR検査の相談が出来る
厚生労働省のホームページに各都道府県の新型コロナについての医療機関、PCR検査等の相談も出来る連絡先があります。
まとめ 一人陽性が出るとピリピリ。情報を知っておくだけでも大分違う

その際もやはり情報を知っておくだけでも大分違うと思います。少しでもこの記事が参考になれば幸いです。